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2010年 01月 10日
映像とファサードを組み合わせたアート
ドイツのアーティストによる面白い作品。
既存の建築のファサードに、プロジェクターで映像を写す。
窓や壁のマテリアルのモジュールと映像がマッチしているので、本当に壁が動いているように見えたり。

夜になって建物が夢をみたら、どうなるかな、というコンセプト。



(Wallpaper Videosより)

# by ogawa_audl | 2010-01-10 06:43
2010年 01月 10日
たぶんCGの最先端
ほとんど写真に見えますが、全部CGらしいです。
画面で見る限りは、本物との違いがほとんど分からない。
どれくらいの時間をかけてつくられているのか興味があります。
しかも全部ひとりでつくったらしい。

The Third & The Seventh



# by ogawa_audl | 2010-01-10 06:38
2010年 01月 10日
シアトルでもやってます
東京から始まり、世界へと広がっているPecha Kuchaは、シアトルでも数年前からやっています。
同僚やら元同僚やらが同じ日にプレゼンテーションをするというので、仲のいい若手の同僚たちと見に行きました。
Pecha Kuchaは20枚のスライドを20秒ずつ見せながら観衆の前でしゃべる、というもの。
合計しても一人6分40秒と短いもの。

同僚のAnimishは、彼がUniversity of Illinoisのマスターに在籍していたときに、他の学生たちとつくった
プロジェクトを紹介。洗濯バサミのような木のクリップを何千個とつなぎ合わせることで、
有機的な壁のような床のような屋根のような板が出来上がる。それを今度はCGで、
もう少し大きな規模の建築として見せるというもの。
(詳しくはこちら

同僚でアーバンデザイナー&アマチュア歌手&アマチュアファッションデザイナーのBrieは、
アーバンデザイン、音楽、洋服と、異なるレンジのものをつなげて、都市環境・都市空間をつくる、
というようなプレゼンテーション。

元同僚のValerieは、かなり本格的なジャズシンガーでもあり、音楽と共に育った生い立ちのあと、
いくつかの歌をアカペラで実際に歌って紹介。初めて聞いたけどいい。やわらかくて伸びのある歌声。

元同僚のToddは、自宅でヨットを作ったときの様子を紹介。
とても素人が初めて作ったとは思えないくらい、美しいヨットでした。

終わってから近くのバーになだれ込んで、食事とアルコール。
シアトルでもやってます_b0021501_628431.jpg

シアトルでもやってます_b0021501_6285862.jpg


# by ogawa_audl | 2010-01-10 06:29
2010年 01月 06日
あけましておめでとうございます
日本での年末年始の休暇を終えて、シアトルに戻ってきました。
帰国中は忙しかったせいか、機内ではほぼ寝てました。
明日から遅ればせながら、仕事復帰です。

今年はどんな年になるのか。
正直ちょっと読めない。
いずれにせよ、明るい未来へとつながる一年になることを願っています。

本年も宜しくお願いします。

# by ogawa_audl | 2010-01-06 12:51
2009年 12月 25日
デザイン・スタディ
劇場は、舞台が入る背の高いステージハウスと、客席が入るU字型のホールが
くっついた状態のボリュームが一般的で、
これをそのまま立体として立ち上げると、タンクがついた便器みたいになる。
それも超巨大な便器。
デザイン・スタディ_b0021501_924481.jpg

これをどう避けるか。周りを巨大に覆って便器のカタチを隠してしまうようなプログラムもないし予算もない。

日曜日にひとり仕事場にて、上司に任されたカタチのコンセプトについてスタディする。8時間ほど。
最初に思いつくコンセプトのダイアグラムを簡単にスケッチして、模型を使って形にしてみる。
まずは、内部のプログラムで決まってくるボリュームをつくる。
つぎに、その周りを、厚紙で覆ってゆく。
どんどんつくる。それぞれで何をしたいのかを明確にしながら。
デザイン・スタディ_b0021501_9313362.jpg


明けた月曜日の朝、パートナーのマークも交えてチームディスカッション。
昨日つくったものを、一通り説明しながら模型と共にみせる。
みんなひとつひとつを見ながら、思うところを発言。ときに模型に手を加える。
デザイン・スタディ_b0021501_9333232.jpg

で生き残ったのが、2案。
ひとつは、個人的にも好きなWrapping案で、もうひとつは四角いボリュームが集まったようなCubism案。
デザイン・スタディ_b0021501_9353467.jpg

北側のプラザとか川とかのつながりを表しつつ、正面はクラシカルな表情を維持するWrapping案は
皆がエキサイトしたし、実現できれば結構おもしろいことになりそう。
Cubism案は、プランへの影響が少ないうえ現実的だということで。

その日の午後と翌日、担当になったWrapping案について、3Dでオプションを8案ほどつくる。
上司とミーティングの後、それぞれ再び模型をつくる。
その中で、一番飛躍したカタチが下の模型。元気な動き。見る角度によって印象もかわる。
新と旧の主従関係が、角度によって入れ替わる。
デザイン・スタディ_b0021501_942731.jpg

デザイン・スタディ_b0021501_9423153.jpg

模型は建築デザインに関してはいまだに最良のコミュニケーション・ツール。
3Dは、読み取ろうとしてくれる人と、ほぼ素通りしてしまう人との差が激しい。
今の職場で3年ちょっと働いて気づいたのは、いいプロジェクトとして完成するものは、
予算の大小に限らず、でかい模型をたくさんつくっている。
だから、今回も率先してでかい模型をつくるように仕向けている。
指示されていないのに勝手に巨大な部分模型を作ってしまって上司の機嫌が悪くなることもあったけど。

来週から休暇で2週間近く抜けるけど、帰ってきて全く案が変わっていたりしないかちょい不安。

# by ogawa_audl | 2009-12-25 09:44