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2009年 09月 22日
使い方を学ばないと道具も使えない
UWの同級生が10月に結婚するのですが、
彼のためのbachelor paty(独身サヨナラパーティ)で、カジノへ。
野郎ども10人でぞろぞろと。
シアトルに住んでたらテレビCMで良く目にするカジノです。
アメリカではネイティブ・アメリカン居留地にカジノがあることが多いです。ここもそう。
ギャンブルは興味ないんですが、こんなことでもないと行かないだろうし、
どんな場所でどんな人が来ているのかだけ見てみたかったので参加。
感想は、大人のためのゲームセンターですね。
室内でタバコが吸えるんですねここでは。
若い子もちらほらですが、おっちゃんおばちゃんが多い気がします。
アジア系のひとが結構多かったような。
ブラックジャックに挑戦して1時間くらいですこーんと負けたんですが、
一応予算内で収めたので、まぁ必要経費ってことで。

話は変わって、
カタチとコンピュータテクノロジーについて。
Andrew Kudlessという人が主宰するMATSYSがカッコいい。
3次元プログラムとデジタル・ファブリケイションを使って
実際の家具のレベルから、大地のレベルの計画まで想像力豊かにイメージを発信している。
それらは建築、工学、生物学、演算の間での関係性から生まれる。
彼は建築事務所に勤めたりしつつ、現在は多くの大学や機関で教えているようです。
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こういうとんがったスキルを持っていると、いろいろなところから引く手あまたなんだろうと思う。
個人が人とは違う ’何か’ を持っていることは、これからの時代、大切になってくると思います。

UWでも学生はもちろん社会人向けに、デジタル・ファブリケーションのクラスがあるらしく、
同僚がアプライしてるのですが、
週一回3時間の授業が1クォーター(3ヶ月弱)あって、1200ドル。
ひと通り授業をとると3クォーターになるらしく、1200x3=3600ドル。
いい値段してますね。教育は高いんです。特に職業訓練型のクラスは。
そういう授業を誰でも取りたいけど、問題は結局お金と時間なんだよね、と彼と結論一致。

日本では、戦後のアメリカ指導により日本の技術力(国力)を低下させるために、
大学教育が職業訓練型からアカデミック重視になったと何かで読みましたが、
いい加減そろそろ変わってくるような気もします。
気づいている人はわざわざダブルスクールとかしているわけですし。

先進的な構造家の池田昌弘氏が学校を開設したみたいです。
これはとても面白い人材が生まれそう。でも授業料は年間120マンか。。
新しいビジネスとしても面白い取り組みだと思います。

以前ローマで授業を受けていたときに講評に来たイタリア人若手建築家も、
建築を教える学校を自分で開いていた。
設計の仕事がイタリアにはあんまりないってことが理由だと言ってました。
池田さんの場合は設計の仕事は十分にあると思うのでちょっとちがいますけど。

伊東豊雄氏も短期滞在型の建築学校をつくるみたいですね。

(風邪が治ってきてから、湯船にお湯をはって入浴剤を入れるのが日課です)
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by ogawa_audl | 2009-09-22 16:37
2009年 09月 15日
快楽と空間
快楽と空間について少し考えてみたんですが、
これはまだまだ突っ込んでみる価値がありそうな気がします。

もともと生存のほうに属していた食事は、
今や栄養をとるという主目的よりも、味や見た目を楽しむという快楽への比重を増してきています。
睡眠なども、快楽への価値が生み出されつつあります。快眠グッズとか、特殊なマットレスとか。
服も防寒や防御よりも、ファッションを楽しむという快楽へとほぼ移り変わっています。
体を衛生に保つという上でのシャワーも、日本では湯船に使ったり温泉に行ったりと快楽の比重が大きい(この点で日本人は上手い)。

衣食住・衛生・睡眠の多くが快楽へと比重を移してきているけれど、
空間はまだまだそこまで行っていないように見えます。
もちろん、素材やデザインに趣向をこらした高級な飲食店やホテルなどはありますが、それらでは
「あぁワタシ贅沢してるワー」
という意味での快楽のほうが強くなっているような気がしないでもない。

「食事もサービスも何もなくてもいい。ただここに座っているだけで心地いいワー」
という空間というものにはなかなか出会えない。そもそもその指標がいまいちはっきりしていない。だから研究してみる価値ありなのかもしれません。
温度湿度酸素はもちろんとして、広さ・高さ・気積なのか、明るさや暗さなのか、色なのか、日光なのか、窓からの景色なのか、
肌に触れる素材なのか、奥行き感なのか、見え隠れなのか、それともそれまでの経験による個人差が大きいのか。

私個人としては、屋外空間に「なにもいらない、ただここにいることが心地いい」と感じる経験のほうが多いのですが、
その場合はそこにある要素を室内空間に持ち込んだらいいだけなのかもしれません。




追記:
後日この快楽と空間というテーマについてある後輩の方からメールをいただきまして、
自分の中でももう少し明快になってきました。感謝。
彼女の超個人的感性から発せられる言葉は核心をついていることが多いと感じます。

快楽には、マッタリ系とノリノリ系があり(あるいは昼寝とトランス)、
どうやらノリノリ系で何かこれまでに見たことない空間ができないものか、と自分は考えているんだな、と。
マッタリ系だと従来の空間の延長線上から抜け出せない気がするので。

少し話は変わって、
最近の商品の傾向として、健康というのがやたら目に付くようになっている。
健康という本来意識するべきでなかったものが、社会の不健康化によって、
快楽のひとつであると気づき出したようだ。
旨いものが必ずしも体にいいというわけではないのだ。
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by ogawa_audl | 2009-09-15 14:39
2009年 09月 15日
朦朧とした意識のなかで
さすがに4日も5日も寝てると、当然寝られない時間も出てくるわけで。
でも風邪の影響で本を読んでも長続きしない。
ベッドの上でぼーっとよくわからんことを考えたり。それで気がつけば眠っていたり。

頭に浮かんで覚えているものはこんな感じ。

「人の行動やそれに費やす時間、あるいは産業なんかは、結局二つあるうちのどっちかなんだよな。
 ひとつは生存に関する基本的もの。衣食住に医療に睡眠など。
 もうひとつは快楽から派生するもの。
 楽しい・うれしい・心地いい・美味しい・感動はどれも快楽のひとつだろうし。
 山に登って美しい風景を見るのも快楽だろうし、
 テレビや映画やネットサーフィンも快楽だろうし、
 ドラッグなんかもわかりやすい快楽だろう。
 コミュニケーションも内容よりもそれ自体が快楽になりつつある。
 これから生まれてくる新たな快楽って何だろうか。
 つまりこれまでのライフスタイルにまだ存在していない何らかの快楽。
 そこにいるだけで快楽が得られる都市空間や内部空間ってあるんだろうか。
 そういうものが生み出せたら新しい需要も生まれるし産業にもなる。」

「ひとはフィクションを前提に生きている。
 たくさんあるフィクションのうちたまたま現実に起こったことがリアルであるというだけで。
 フィクションのうち、現実に起こることがある時点で難しそうに思えることが夢と呼ばれ、
 現実に起こることが比較的ありえそうだと思えることが目標と呼ばれたりする。
 宗教なんかはフィクションに始まりフィクションに終わるように見える。(なぜなら誰も目標とする教祖と同じにはなれないから)
 イマジネーションがフィクションを生み出し、
 勇気や実行力や粘り強さがフィクションをリアルに変える。
 世界という規模の歴史は、ひとりの力で変えることは少ないけれど、
 自分という規模の歴史は、ひとりの力で変えられることは多い。
 不況だろうがなんだろうが、これを放棄してしまうのはもったいない。」

「地球をひとつの生命体として見なすガイアというのがあるが、
 大きな規模の世界全体を’自分’の身体としてイメージできてしまえば、いろいろ考え方も変わるかもしれない。
 自分以外が感じている痛みも喜びも自分のものとして感じることができれば、いろいろ変わるかもしれない。
 ひとつの身体も細胞の集合体で、どこか一箇所悪くなればその信号が体全体で感じられてしまうし、
 逆にどこかがすこぶる調子よければその信号が体全体に伝わる。
 同じことを大きなスケールに適用したら、例えば道を歩く知らない人の笑顔やきれいな緑の木々が喜びに変わるだろうし、
 逆に誰かが傷ついていることは今まで以上に自分の痛みとして感じるだろう。
 イマジネーションはどうあれ、地球は太陽の光と熱に包まれて回っているというとてもシンプルな実体なんだけれど。」
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by ogawa_audl | 2009-09-15 13:56
2009年 09月 15日
流行
春頃に始まって数ヶ月のプロセスを経てようやく本番のファッションショーまで終わった、
product runwayのコンペ。
結果は、なんももらえんかったんですが、それなりにやり遂げた感はありました。
それにしても費やした時間(仕事の後とか週末)は膨大だったし、ホント疲れました。チーム内でギャルズ同士の内紛とかあったし。
審査は、洋服 ’らしい’ ファッションをいかにカーペットなどインテリア素材で作るか、というところが焦点だったようで、
我々のチームの ’洋服と空間との差異はなんだ?’ というところから始まったコンセプトはあえなく撃沈。
観客の受けはよかったんですけどね。
’らしい’ ものが評価されて、’らしくない’ ものがまるで評価されない、という傾向は今までもシアトルでは何度か経験しているので
ふーん、ここもそうか、という感じであまり驚かなかったんですけどね。もちろん残念ですけど。
(写真とかはまたそのうち)



秋の流行にも敏感な私は、
さっそくインフルっぽい風邪にやられてこれまた撃沈。
木曜から週末挟んで月曜まで仕事休んでます。
明日火曜に復帰しますが。
ちょっと熱が下がってきたときに病院に行ったら、そのままオレンジジュースとゲータレードを飲みながら、
子供と老人に近づかないようにして安静にしてなさい、と言われて、インフルとは関係ない予防接種をすすめられるままにぶすっとやられて、おしまい。
インフルかどうかの検査もしてくれず。自分ではインフルなんだろうなと思ってますが。
maxでも38度2分くらいの軽度の熱でしたが、頭痛とふらつきがなかなかでした。
ベッドの上で、幾何学的な奇妙な夢と現実の狭間でうなされていました。
今はすっかり大丈夫ですが。

手洗いうがいは意識して徹底していたのですが、かかるときはかかるみたいです。
体力が落ちていたんでしょうね。もう若くないですし。

そんなわけで、免疫力を上げる方法に関心が生まれています。
免疫力に関して、日本のシイタケの研究をしているアメリカ人のドクター学生に会ったことがありました。
明日のランチはきのこスープ確定です。
仕事場の近くに美味しいきのこスープを出してくれる店があるんですよね。
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by ogawa_audl | 2009-09-15 12:35