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2008年 07月 30日
レビューにて
今の職場では、年に2回ほど、個人のレビューがあります。面接みたいな。
冬にあるのが、翌年の年俸を話し合うもので、
今回あった夏のものは、各自の方向性とか目標とか不満とかをいろいろ話し合うもの。
事前に自己評価のようなものを書かないといけないのが毎回めんどうです。。

今の会社で数年前から唯一今まで在籍し続けているデザイン・プリンシパルのE氏と個室で面談。約1時間。
プロジェクトを一緒にやったことはないけれど、いつか一緒にやってみたいと思わせるひと。
だから話し合いは面接という意識はなく楽しみにしていたし実際にいろいろお互いにぶっちゃけて
興味深くおもしろかった。
自分個人の面接というよりは、今の事務所の方向性とか空気とか、
はたまた他の有名事務所の話とか、そんなところをいろいろしゃべる。
(彼は有名事務所にも友達たくさんいる)

印象に残ったのは、

デザイナーは、
コンセプトをつくるところから、ディテールをつめるところまで、
チームの中でもクライアントに対してもずっと戦いだ

(この字体、読みにくいな)

と言われたこと。

そうして初めて自分の納得するレベルのものが出来上がるということらしいです。
へこたれたらいかんわけです。
デザインの決定では、ロジックだけではどうにも説明できないときもあるし。
多少嫌われようが切れられようが、ときにはっきりと、ときにやわらかく、戦い続ける。
だからコミュニケーション能力も大事。長期に渡る忍耐力も必要。
図太さもいるかも。楽天的なほうがいいかも。

話変わって、
うちの事務所ではほぼないだろうと思っていたレイオフが先週ついに発生したらしい。
不況のにおいがついに最果てのシアトルまで。。
そんなに早く切るんなら増やすなよ、と言いたい(みんなの声)
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by ogawa_audl | 2008-07-30 13:48
2008年 07月 29日
都市にて
シアトル、昨日は寒かった。
でも今日は天気がよくて気持ちがいい。
まだ秋にはなってないようでよかった。

仕事に戻り、メールチェックやらで準備運動。
仕事内容もそれほど差し迫っていないのでいいリハビリです。

日本の若手を中心とする建築家の都市に対するリアクションに関して、
似たようなことを藤本壮介さんが感じているのを読んでちょい安心。
文章は藤本さんのブログから。
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by ogawa_audl | 2008-07-29 04:49
2008年 07月 27日
夏・休暇
1週間の夏休みから帰ってきました。太平洋の真ん中に浮かぶ島。ハワイってやつです。
薄い水色の透明な海で泳いだり、火山とそこからの流れ出す溶岩を見たり、
サーフィンやってみたり、海沿いをドライブしてみたり。

思っていたほど蒸し暑くもなく、風が心地よかった。
今まで考えたことがなかったハワイの歴史や文化や地形に興味をもちました。
単なるリゾート地ではなかったんですね。

また行きたいか?と問われれば、また行きたいですっ、と即答です。
まだまだ見られなかったところも多いので。
ハワイ島の活発な火山が創り出す風景も圧巻でしたし、
オアフ島の東岸のそそり立つ緑の山とそのすぐ下の美しいビーチや小島の風景も
リアリティがなくてよかったです。

戻ってきて思ったのは、リピーターが多い場所や街には共通して
何らかの独特のエネルギーや多様性があるということ。
ハワイもそうだと感じたし、アメリカの都市ではNYなどもそう。
日本だと沖縄とか京都なんかがそう。
逆に大きな都市や観光地でも、一度行ってみると、もういいかな、と感じるところもある。
その違いはまだ抽象的な感覚でしかよくわからないのだけど、
それを明確な要素として浮かび上がらすことができれば、都市計画や都市再生、町おこしなど
に役立つのかもしれない。

福岡伸一の著書「生物と無生物のあいだ」によると、
NYでは、その地下深くにある巨大な岩盤から絶え間なく発せられる低い振動が
人間の血液の流れとシンクロしそれを強め、ひとびとを高揚させるのだという。


南の島から北の涼しいシアトルに戻ってきたので、
気分を入換えてリアルな世界でビシビシいきます。
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by ogawa_audl | 2008-07-27 09:26
2008年 07月 11日
そして都市生活へ
先週まで連続してかかわったプロポーザルは、残念ながらどっちも2位だったようで敗北。
ちなみにプロポーザルにはかなりのお金がかかるらしい。
(コンサートホールのほうは今回うちの会社だけで1000万近い。組んでいた事務所はまた別途)
大体平均して会社全体で年間7%くらいのお金をマーケティングに使っているらしい。
プロジェクトを取らないと仕事が生まれない建築設計というビジネスの厳しさはそこにある。
分野によっては、なにもしなくても向こうから顧客なりがやってくるものもあるので。

今週からは、ある田舎町の古い劇場の改修の図面のお手伝いをしています。
築100年ぐらいの劇場で、外観は保存されているので、内装のみ。
劇場の座席を作り変えるのと、手狭なロビーを少し広げるのが主な内容のようです。
仕事中、久しぶりにまったーりした時間が流れています。

山で鍛えられた勢いをそのまま持続して、朝晩走り出しました。
気候もいいので心地いいです。
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by ogawa_audl | 2008-07-11 14:32
2008年 07月 11日
ほぼ高地トレーニングでした
木曜の午後に早めに会社を抜け出して、UWからの友人たちと5人(Mike, RJ, Dylan, Ian, 私)でまずオレゴン州へ。
その日は海岸沿いのキャンプ場に暗くなるころに到着。とりあえずテントをたてたあとは、
暗い海と押し寄せる白い波をみながら、モノクロと波音の世界をしばらく並んでボーっと見る。

金曜、
ひとり早起きして海岸を歩く。人工のごみがひとつも見当たらない。広い砂浜が延々と続いている。
テントをたたんで、いざ最終目的地の北カリフォルニアへ。9時間ほどのドライブ。
夕方、Mt. Shasta近くの目的地に到着。山の上の湖沿いの静かな場所。
現地で今回の主役(Jonathan)とその友達2人(Corey,Chris)と犬1匹(Paris)と合流。
計8人と1匹でこれから3泊の山暮らし。
雨が降らず乾いているので山火事が多いカリフォルニアでは、焚き火禁止。残念。
ビール飲みまくってしゃべる。
ちょうど独立記念日なので、夜中に他のグループも含めて禁止されているはずの乾いた花火の音が山の静寂に響く。

土曜、
だらだらと起き出して、冷たい湖に飛び込んだ後は、荷物の整理。
車は置いたままにして、テントも水も含めて大量の荷物を巨大なバックパックに縛り付けていざ山の中へ。
少なく見積もっても10数kgは越えているであろう荷物を背負って急な山道を登ったり降りたり。
久しぶりに心肺機能の限界までいった。血中酸素がきれそうだった。
荷物の重さもあって、一歩一歩がスクワット状態。
寄り道も含めて3時間ほど歩いて目的の場所へ。
森の中でぽっかりと広場のようになったところ。といっても水道もトイレもなにもない。森。
ここでこれから2泊。
へとへとになったので、しばらく皆、倒木にもたれかかってぼーっと森と空を見つめる。
立ち上がる体力が回復したあたりで、おもむろにテントの設置。
少しするとそこらを歩いてみる元気も。
でも特になにもない。杉を中心とした乾き気味の森が続く。倒木が多い。
キャンプ用のストーブを使った食事のあとは、みなそれぞれが持ってきたウィスキーやブランデーやタバコでくつろぐ。
虫がうっとうしい。

日曜、
ベースキャンプに荷物を置いたままで、日帰りのハイキング。
荷物は最小限なのだが、上り下りが激しくてかなりしんどい。
でも景色はこの上ない。雪をかぶった富士山のようなシャスタ山もよく見える。
途中、ガラガラヘビを発見。ちゃんと尻尾のガラガラを鳴らしてました。
目的地の山に到着して簡単な昼食。電波塔と、山火事の見張り小屋がある。
見張り小屋の形がチベットの建築のようで味があっていい。
帰りもまたしんどい。いいトレーニングです。
テントにもうすぐというところで、犬のパリスがへたる。
飼い主のコーリーは愛犬(大型犬)をかついで日陰まで歩く。
無事ベースキャンプに到着。が、ついに持ってきた水が尽き始める。
歩いて10分くらいのところにある小川にボトルを抱えて水汲みに行く。
専用のポンプとタブレットで、飲んでも大丈夫な水に変身。
夕方、鹿が近くまで覗きにきた。
この日も、残ったウィスキーやらを飲みつつ、くつろいだ夕方を過ごす。

月曜、
朝ごはんが済んだら早速下山。
来るときよりも、荷物が軽くなっていたのと、足腰が慣れてきていたので、
だいぶ楽に短時間で着いた。
車の中のクーラーボックスに残っていたビールで喉を潤おした後は、
皆湖で泳いでクールダウン。汗もひいてさっぱり。
別れの言葉を交わした後は、いざシアトルへ。
高速で9時間ちょっと。
暗くなりだす頃に無事到着。

皆年下なのだが、いつも思う。
ダンディーだ、こいつら。
そして体力ありすぎ。
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by ogawa_audl | 2008-07-11 14:02
2008年 07月 03日
6月後半
コンペから含めると約1年間携わってきた市庁舎のプロジェクトも最終の図面完成、
というところで最後の最後で、クライアントのディベロッパー兼建設会社が、
「構造を鉄からコンクリに変える」
と言い出した。このタイミング、見事です。
どうやら鉄の価格が、世界的な高需要のために当初の目論見よりもえらい高くつくらしく、
コンクリート造に変更。
わからんでもないけど、構造を担当していたエンジニアの女性は、
当初コンクリート造をプッシュしていただけに、心中お察しします。
もちろんプラスアルファの作業に対してフィーは出るんですが、でもねぇ。

で、自分はと言うと、別のプロポーザル系の仕事に呼ばれました。
久しぶりに模型職人になったり、パワーポイントでストーリーをつくったり。そんなかんじ。
与えられた日数が少ないので短距離走。でもこちらのほうが向いているように感じる。
内容はコンサートホールとか(こちらはカナダの事務所に負けました。SOMもグリムショーも敗退)、
大学のビジネススクールとか。
驚いたことに、独立記念日を含む連休の週末に、当然働くかのように日程を組まれていた。
全く聞かれてないんですけど。。

できるところまでやって、あとはほかのひとに任せて、明日からキャンプにいってきます。
シアトルから南下して、オレゴンとサンフラのあたりへ。
なんと4泊。
風呂無しで4泊!!
この夏結婚するシカゴに住む友達のバチェラーパーティーの代わりみたいなもんです。
彼とその高校時代の友達はサンフラで合流。
シアトルからは白いバンであいのり状態です。男5人で。恋愛禁止。

文明から離れてぼーっと景色や色を見たり山にどっぷりとつかるのもたまにはいい。
心と頭を浄化してきます。

でも体は浄化できそうにない。
風呂無し4泊ですから。
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by ogawa_audl | 2008-07-03 14:49