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2008年 04月 29日
脱・没頭
1週間にわたる平日業務後の深夜までの作業と週末の2徹でなんとかコンペ終了。
最近増えてきたインターネット上での提出。
従来の紙やボードによる提出よりも良い点がいくつかある。

1.プリントアウトの必要がないので、印刷代がかからないし、
  プリンターにからむ問題(色の変化とかエラーとか紙詰まりとか)に悩む必要がない。
2.郵送する費用が不要。海外にFEDEXとかエクスプレスで郵送だと数万円とかありえるし。
3.これが一番大きいと思うのだけど、開催地に関係なく世界中のどこにいても公平に、
  ぎりぎりの時間まで作業が可能。

でかいファイルも送りやすくなってきているので、これからはネットによるコンペ提出は主流になると思う。
場所による差ができるとしたら、言葉の問題だけかな。
例えば、英語以外の特定の言語でしかネット上で公開していないコンペでは、
その言語圏のひとのみが参加者をほぼ占めると予想。
(理由あって敢えてそうする、という場合ももちろんあるだろうけれど。)
あと、ネット上のやりとりで、特定のプログラムとかをからませてこられるとちょっとやっかい。
実は今回、提出する方法がこれまで経験したことがあるFTPの利用ではなくて、JAVA。
JAVAなんて普段使わないのでこのコンペのために初めてダウンロード。ちょっとめんどくさかった。
提出の間際に気づいてタイムリミットも来ていたので少々あせる。
完成品が仕上がる前に、一度テストとして作りかけのものをアップロードしておくべきだったと反省。

久しぶりに少し無茶をしたせいで、1日たってもまだ脳が回復してない。
潮が引いたままの状態のような。頭の中に思考のための水分がないというか。干乾びてる。
今朝起きたときも、頭痛がしていたので、麻酔代わりに焼酎を少しばかり飲んで仕事へ。
書きたいことはたまっているのですが、ちょっと休憩。
今夜はポルト飲んでへらへらして寝ます。
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by ogawa_audl | 2008-04-29 15:30
2008年 04月 13日
4月初めのあれこれ
日曜に、UWの友達で神戸大に1年半留学していたLizのお帰りなさいブランチパーティに。
日本語さらにうまくなってた。日本語で会話が可能になってる。
塩崎研で主に学んでいたようで、いい友達もできたよう。
日本への愛(?)にさらに磨きがかかったようで、
UWの博士課程にいずれ進んで、また日本で研究活動したいと言っていた。
お父さんも大学教授なので、好奇心旺盛で研究大好きなDNAなんでしょう。

彼女に続いて交換留学して足立研にいるはずのKarenもうまくやっているかなあ。
ちなみに彼女はローマで一緒だった。
手描きスケッチが激ウマで、僕のスケッチの師匠。

その後、UWで、アメリカの環境建築のトップ10を決めるイベントを覗きにSさんと合流して向かう。
結構固いセレモニーか何かかと思っていたら、ファイナリストみたいな40作品くらいが
ずらずらーっとパネルで並んでいて、どやどや歩きながら好き勝手に見るというもの。
ざーっと15分くらいで見て、二人でさらりと会場を後に。
感想は、環境に対する配慮が、独自のデザインまで昇華していないものが7割くらいを占めていて、
これが最終に出てくるところに、まだ’デザインとしての環境’が過渡期なんだというのを感じた。
本来はもっと、デザインまでいってないと、ここに出てきちゃいかんと思うんだけど。
建築は出来上がるまでにタイムラグがあるし、数年後にはその辺は改善されてるはず。
ボストンのOffice dAMacallen Building Condominiumsはよいです。
ファサードのイメージが強かったけれど、実は屋上とランスケが
コンセプチャルにつながっていたのは知らなかった。
あと気になったのは、
wHY ArchitectureGrand Rapids Art Museumと、
KieranTimberlakeYale University Sculpture Building and Galleryかな。

平日は、昼間は相変わらず予算と時間が少なくてさまざまなバトルが繰り広げられている市庁舎に取り組む。
プロジェクトのチームの内部で、デザインを決める部隊(といっても2人)と
図面を仕上げていくテクニカルな部隊(4人)の両方にまたがっている自分の立ち位置は
なんか最近ずっと居心地が悪い。双方からのいたばさみというか。
それに対する目下の対処法は
「あまり背中への視線は気にしないようにして、目の前のやるべきことに集中」
そんな中、照明デザイナーのかっこいいお姐さん、ランドスケープアーキテクトのワイルドなマダム、
芸術家のにーちゃんとこれまた芸術家のおば様とのやりとりは楽しめる。

木曜の晩に
ダウンタウンの図書館でVincent Jamesのレクチャー。
ミネアポリスが本拠地。ちょっと珍しい。
取り上げたプロジェクトは、意識してか、サスティナブルなものが中心。
ローテクで環境にやさしい建築を、しかも’美しさ’との融合をなんとか図りながらやっている。
共感できる姿勢。
天井に、団扇のように動く四角いファンが一面についている様子は、ちょっと新しいかも。
建築が見た目にも呼吸している、生物のようだ。生物で習った繊毛みたいだ。
20人くらいの規模の事務所だけど、海外にもプロジェクトを持っている。最近は普通なんだろな。
もちろん、’お金’の面で美味しい、ハイエンドの住宅もいくつか同時に手がけているそうだけど、
それらは今回意識して見せなかったように思う。
ビジネスとしての、事務所経営の現実ももちろんあるようで。

最近、1週間が早い。
気づけば週末、という繰り返し。
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by ogawa_audl | 2008-04-13 06:58
2008年 04月 01日
今年の
2008年のプリツカー賞の受賞がフランス人のジャン・ヌーベルになったそうですね。
もっと早くとっていてもおかしくなかったと思います。
来年以降もスターキテクトが順番に受賞していくのかな。
ちなみに過去の受賞者で日本人は、丹下健三さん、槇文彦さん、安藤忠雄さんの3人。
次にあるとしたら伊東豊雄さんかSANAAかなと勝手に予想しています。

ところでアメリカでは、
ヌーベルのコンドやタワーがNYを中心にいくつか建ち始めている。
プリツカー賞はアメリカのハイアット財団のオーナー・プリツカー一族から授与されている。
アメリカとのつながりとかもできたってことかな。
ヌーベルデザインのNYのコンドやタワーのオーナーたちがこれによって付加価値をつけて
売り出せるかもしれない。

アメリカのでかい開発では、
去年サンフランシスコで駅とタワーとランドスケープが一体に
なったようなコンペで、応援していたSOM案が負けた。
そしてつい最近、
NYの貨物駅跡地の再開発で、またもや応援していたスティーブン・ホール案が負けて、
東京とかでも最近見たことありそうなヘルムート・ヤーンの案になってしまった。
でも、コンペ案が大々的に公開されるだけまだましかなとも思う。
公開されてもWTCみたいなことになってしまうこともあるけど。
今回の勝者案でユニークな点は、敷地内に学校ができることと、廃線が残されて公園になることかな。

アメリカではディベロッパーの権力が日本以上に強い。
基本的には、短期的に投資が回収できるような案が通りやすいと感じる。
だから、オフィスやホテルやマンションのタワーの足下に、
買い物しやすいハードスケープと高級店と文化施設が並ぶことになっている。
長期的に街の財産になるような、例えばNYセントラルパークのようなものは、
今はなかなか起こりにくい状況にあると思う。
これは民間による巨大開発の限界を見ているともいえる。
街への長期的な大きな貢献よりもビジネス第一。
まあ、当事者の気持ちになれば、わからんでもないんですけどね。
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by ogawa_audl | 2008-04-01 00:05