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2007年 11月 27日
ひきつづきコンペ
スペインの某建築雑誌主催のランドスケープ系のコンペ案。
最後は時間なくなって人もいなくなって結局プロダクションは二人で3日間の短距離走でした。
週末泊まりました。翌週は案の定ぐでんぐでん。。

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by ogawa_audl | 2007-11-27 11:04
2007年 11月 25日
季刊ブログ 2007年冬号
すっかり寒くなりコートが手放せません。
シアトルの街から見える山脈も白く雪をかぶっています。

ここ最近仕事以外では、
建築系のレクチャーや展示にいくつか行ってみたり、
友達の誕生日パーティにいくつか顔を出したり、
これまたパーティで七面鳥食べたり(僕は七面鳥は苦手)、
職場の若手同僚とコンペ提出に追われたり(これは近々掲載します)。
冬場雨の多いこの街では、インドアなイベントが増えてきます。
来週はなんかよく知らないバンドのショーに誘われたので行ってきます。

仕事は坦々と。
職場のプロジェクトで新しいこと&面白いことになかなか挑戦できない状況にややストレス。
原因はチームにもあるし、クライアントにもある。
後者はつまり土地的なものなので、なかなか改善は難しい。
このままでは「あるふれたふつーの」ハコモノが建ち上がってしまうので、
チーム内でゲリラ的に格闘中。だからストレス。本来なら必要ないはずの格闘。

先日AIAシアトルの2007年の受賞作が決まりましたが、
それに対する審査員のコメントとか授賞式に出席したひとのブログなどを読むと、
新しいものに挑戦しようとしないこの地域の建築界の状況がよくわかる。
これは現在の職場でも感じていることですが、
強いコンセプトの欠如。
これはどうやらシアトル全体の傾向のようです。残念ながら。
(嬉しい発見は、ノースウエスト建築の旗手のひとりであるPatkauが、
その殻を抜け出して新しいことに挑戦していること。バンクーバーの人ですが。。シアトルじゃない)

コンセプトを打ち出せているのは、わずかな住宅系のプロジェクトのみで、
それが公共建築へと波及してはいない。
今回の審査員はNYやシカゴで事務所を構えるREXとかStudio Gangとかシカゴ出身の現UW建築学部長。
(REXもGangも元OMA。世界的に活躍するOMAスクール出身者の規模と勢いはすごい。)
彼ら審査員たちの表現によると、

「クラフトマンシップに逃げ込んでいる」

・・・的確。
この地域でのクラフトマンシップで出来上がる建築は嫌いではないのですが、
みんなが右を習えで同じデザイン言語ばかり使うのには僕も抵抗があります。
考えた末の形態ではなく、ひとつの形式(あるいは様式)になってしまっている。
思考した末のカタチではないから、コンセプトも出てこない。
建築は本来もっと自由であり多様であるはず。
数学とはちがって建築は答えがひとつではないはず。

これがシアトルの地域主義的なデザインなんだと肯定的に考えるひともいますが、
僕はそれをずっと疑っている。
たかだか数十年しかないような歴史のない地域主義的デザインを
今の段階で完成としてしまうことに抵抗を感じる。
もっといろいろできるはず。まだ試行錯誤の時期であるべき。
シアトルの建築でコンセプトが見える作品は、
OMAの図書館(実はREXのJoshua Prince-Ramusが主にデザインでレムはほぼノータッチ)とかS.Hollのチャペルとか
最近ではAllied Worksの美術館とかWeiss Manfrediの彫刻公園とか
残念ながらほとんどが外部の建築家によって設計されている。
LMNのバンクーバー・コンベンションセンターには強いコンセプトや新しい地域性を感じたんですが、
どうやらそれは一人の才能でなされたようで、そのひとはもういないんですよね。。)

とまあ、いろいろ不満というか閉塞感を感じ始めている今日この頃なわけです。
シアトルの建築界を変えるには、
内側からよりも外側からのほうがうまくいくような気がし始めています。

ふり返ると、3,4年の周期で自分の環境を変えているのですが、
そろそろ「動く」ときがきているのかもしれません。
シアトル生活も3年が過ぎました。
少し前に友達と飲みながら話していて、自分が今後やっていきたい方向性が
自分の頭の中で整理され明確になったようで、少しすっきりとしています。
目標が明確になっている思考状態というのは望ましいことですね。
思考がぶれないし前向きになります。
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by ogawa_audl | 2007-11-25 03:07