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2007年 09月 23日
デザインの決定権
金曜の夕方に、狙ったかのようにクライアントのS市のマネージャーから、
ワードにまとめた文章とイメージ写真が送られてきた。
内容は簡単にまとめると、
どっしりと威厳のあるのにしてほしい、みたいな。
でも、これまでの流れで、市民に優しい開かれたデザインで行きましょう、となっていたし、
その方向でスタディを重ねてきたし、みんなもその方向で納得していた、はず。
結局、トップの個人的な好みかー??(市庁舎は個人のものではないはず。。)
市民は納得するのかー??(ワークショップでの市民の声は無視ですかぃ)

そのへんの折り合いをつけるべく、
土曜の昼からひとりデザインのスタディを進めてます、
というかなかなかやる気が起きなくてネットに逃げてます。。

建築で新しいことができるかどうかには、
かなりの割合でクライアントの理解とか好みが左右するな、としみじみと感じています。
あるいは、コンペでしょうか。
コンペに自由を感じるのはこの辺が大きい。

向こう1ヶ月はコンペをゆっくり考える暇がなさそうです。
会社の若い子たち5人でコンペを2つ動かしていますが、
あまりタッチできないかも。

ここ数日曇っていたけど今日は晴れていて気持ちよさそう。
ああ、外に出たい。。
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by ogawa_audl | 2007-09-23 06:02
2007年 09月 21日
いらっとするのを抑えていかに楽しむか、ですね
最近朝がつらいです。
日が昇るのが遅くなったのと、酷使している目の疲れがなかなかとれないのです。

仕事でやってるプロジェクトは、なかなか明確な方向がきまらず、
あっちいったりこっちいったり。
アメリカの行政ってこんなんかーという感じです。
行政運営をうまくはこぶには、
トップの決断が早くて的確なことが大事なんだろうなと
クライアントを見ながら思っています。

基本的に保守的なデザインを求められるので、
そこを納得させながら「ちょっと新しいもの」をつくるには
どうしたもんかな~と少々悩んでおります。
予算もないし。時間もないし。素材の制限もあるし。
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by ogawa_audl | 2007-09-21 09:53
2007年 09月 11日
ゴー
S市庁舎のプロジェクト。
プロジェクトの方向性についてクライアントを含めた全員の
合意と共通認識が得られだしたので、本格的なデザインの作業が始まりました。
予算がとても限られている一方で、要求される機能も多い。
複雑な形態やディテールを実現する予算はないので、
いかにシンプルな形態の中に多様な場面を作り出すことができるか、が勝負だと思っています。
あと良質でリーズナブルな素材の発見も重要かな。
50年以上持つものを求められているので、耐久性も必要。
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by ogawa_audl | 2007-09-11 00:46
2007年 09月 08日
金。
毎週金曜朝7時半から自由参加でいろいろなチームのデザインレビューが交代で
あるのですが、今週は幸せなことにうちのチームが担当。準備にあれこれかかって寝不足。

今やっているプロジェクトを通して思うのですが、
デザインする設計事務所の意見よりも、断然ディベロッパーと市の力が強い。
で、だいたいお金で方向性が決まる。
で、だいたい妥協しなければならない場面が現れる。
文化とか未来よりも、今現在のお金で判断されてしまいます。
しょうがないっちゃそうなんですけど。
この辺が、アメリカでなかなか面白いプロジェクトが生まれにくい原因かと。
少しでも予算とか納期とかが変更になると、訴えられる可能性も出てくるので
内容よりもその辺を重視するんでしょう。
必要なのは、クライアントを説得できるプレゼン力なのかもしれません。
自分はまだ、クライアントの前で大立回りをできるほどの英語力もないので、
今のところはグラフィックを含めたプロダクションで勝負です。
このプロジェクト、どうやらありえないくらいスケジュールがタイトらしいので、
同じチームの人に、
「しばらく個人のコンペは控えてくれない?」
と冗談のような本気のようなことを言われてしまいました。
自分の自由時間になにしようと勝手だとは思うのですが、
自由時間がなくなるくらい忙しくなるってことかー!?と嫌な予感です。

話はかわって、
春先にコンペしてから、えらい長いこと待たせれていた
もう一方の市庁舎も、どうやらようやく決着がついて取れたようです。
長引いたのは、市議会のなかで政治的にもめてたっぽいです。
なんか、最後は敷地も変わったし、当初のデザインはどこへやら。
なんだかすっきりしませんが、時間と努力が無駄にならなくてよかったです。
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by ogawa_audl | 2007-09-08 09:43
2007年 09月 07日
世界のなかの日本、そして建築業界
ULI(Urban Land Institute)という、建築・都市系の団体があるのですが、
それの勉強会みたいなものに参加。
上司のランドルが参加費を払って予約していたものの、
打ち合わせで行けなくなったので、代わりに行ってきてくれい、ということで。
テーマも今やっているプロジェクトにいろいろ関係してきそうだということで。
テーマはサステナブル系のことでした。
まずRedmondという町のCity Hallに集まって、
LEED(Leadership in Energy and Environmental Design)の
シルバーを受賞したこの建物の説明と簡単なツアーのあと、
バスで周辺の環境に配慮してつくられた住宅地や
kirklandという町のアーバンスケールでの環境への取り組みを見学。
建築専門でないひとなども多数参加しているせいか、あまり突っ込んだ内容では
なかったですが、個人的にはいくつか楽しめました。

まず行き帰りの運転。重役所有兼会社所有のレクサスを運転。天気もよかった。

そして、もうひとつは、たまたまお会いしたある初老の日本人の方との会話。
彼は、建設省に勤め上げ、アメリカにもトータルで十数年出向しているという方。
今は、かなり前に節税対策で購入していたシアトル郊外の住宅に移住して
簡単な環境系の取り組みなどを文章で日本に紹介しているような軽い仕事をしながら
ゆったりと生活されているそうです。
移動の時間中や、ツアーが終わってからの15分くらいずっと話していたのですが、
かなりおもしろい時間でした。
多くが大きな視点で日本を見ている話。
あと日本の建築業界の世界との関係とかそんなこと。
スーゼネでも、O社だけはM&Aを使って海外志向になりつつある、とか。
確かに、製造業と違って、製品を輸出することのできない建設業は、
国内での仕事が少なくなることが明らかな近い将来では、国外に仕事の場所を広げていかないと
なかなか難しいだろうと思っているので、海外におけるいろいろな成功例とか失敗例とかの
彼の豊富な知識を聞くのはおもしろかったです。

ちなみに彼がはじめに言った言葉のひとつが
「日本は大丈夫ですよ」
一方で
「日本で働いても面白くないよね」
とも。

そして日本に対する貢献について話していたのですが、
結局自分を磨くこと、すぐれた人間になること、
だという結論のようでした。
活躍している人間がいる。それが日本人だった、みたいな。
このシンプルな結論だと、分野も場所も所属もあまり関係ないのでしょうね。
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by ogawa_audl | 2007-09-07 05:25
2007年 09月 04日
連休は完全な休息にあててます(ちょい仕事含)
夏らしさを感じることなくあっという間に9月です。
海に行くとかスイカを食べるとか夏らしいことをほとんどしてない気がします。
がーっと働いていたら9月でした。

仕事のほうは、市のお偉いさんとかディベロッパー兼建設会社とのミーティングやら、
住民参加のワークショップやらの準備に追われる日々でした。
仕事上のパートナーの上司も2週間の夏休みから帰ってきてほっと一息です。

同じ会社の若い子達と実験的にやってみたコンペは、提出直前にみんな急に
仕事が忙しくなって危機的な状況でしたが、予想以上にみんな作業が早くて
なんとか一応のカタチにはなりました。でも、プレゼンやデザインをじっくり練るまでの
時間がなかったので、なんかいろんなテイストが混在してます。。まあそれもいいか。
どれくらいのスケジュールでやったらいいか今回でだいたいわかったので、
次回はもっとうまくいくはず。
「もう二度とコンペやらねー」という声はなく、「次もやるぜー」的な声があがっている
ので、一応成功と言えるのではないかと思ってます。
遠巻きに見ていたほかの若い連中も、次回は是非参加したいと言っているので、
次はもっと大きなチームになることでしょう。秋祭りかパーティみたいなノリになれば。

現状に不満があるなら文句を言うんじゃなくて、
環境を自分の望むカタチに変えればいいじゃん、
という気持ちの入れ替えでやってみたのですが、
なんとなくうまく行きそうな手ごたえが得られたので、
これからも周りを巻き込んでいきたいと思います。

コンペでやったネタが増えたら、いろいろなところに声をかけて、
アンビルト建築の展示なんかがいつかシアトルでできたら面白いかなとちょっと企んでます。
毎月第一木曜の夕方から夜まで、シアトルの各地のギャラリーを無料で見て回れる
アートのイベントがあるのですが、今のところ建築系の展示はほとんど見たことない。
このイベントに便乗して、建築とアートの間、みたいなところを一般のひととシェアできたら
楽しいかなと考えています。
シアトルの建築は、アート的な扱いよりも建設的な分類がされている気がしているので。

日本では家族におめでたい話が続いているので年末の帰国が楽しみです。
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by ogawa_audl | 2007-09-04 09:27