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2007年 04月 29日
つまり出来レースだったわけです
今週は仕事が忙しかった。

12,3社くらいでプロポーザルを競っている市庁舎のプロジェクト。

うちの事務所で実質動いているのは自分も含めて2人だけ。
彼とは今回初めて組んでいます。
最近知ったのですが、このひとはSCI-Arc出たあとジャーディ事務所で働いていたり、
イギリスとかオランダで働いていたりとか、なかなか面白い経歴の持ち主。歳は40前ってとこ?
ちなみに奥さんも建築家。
彼がすごいひとなのかどうかは今のところ??ですが・・。

仕事の役割分担は、
彼は、基本的には提出する冊子のレイアウトと文章をまとめる役。
結果、僕自身に求められる仕事は、スケッチ、デザイン、CAD、イラレ、フォトショ、3D。
あれ?
あれれ??
載せる内容のグラフィック全部ひとりでやってるやん??
いいんかこれで??
まあ、好きにやらせてもらえて楽しいし、
うちの新入社員ではたぶん破格の扱いをうけていてありがたいし、
信頼されていることもなんとなくわかるんですが、
あまりにも一人でやること多すぎでした・・。
嗚呼、Adobeソフト使えるお手伝いの子がほすぃ。。。
その上、出来上がったころにやってきては、気軽に変更を求める上司・・彼、期限を気にしてない風。


金曜は始発のバスで出社して、
朝5時半から夕方6時半まで昼食もとれずにずっとパソコンに向かう羽目に。
なんとか納得できる状態までいけました。
が!ブックレットをまとめている上司が、家族と約束があるから、と早々に6時に退社。
いや~、家庭を大事にするひとって素敵ですねー。
期限に間に合うんですかねー(月曜必着)。
責任転嫁トカシナイデスヨネー。



その夜、この前やったコンペの結果発表があり、
一緒にやったTちゃんKさんに誘われたので遅れて合流。

3日間に渡って環境系のカンファレンスがありまして、
その最終日の最後にコンペの結果発表がありました。
前日のカンファレンスで、僕らの案が
ある建築家のおばちゃんから
主役のような扱いを受けていたらしく、
その場に出席していた人たちからあとで熱っぽく語られたりしたので、
これはいけるんちゃうかなーと淡い期待も抱いていたし、
それなりの内容にまとめた自負もあった。

が!

ふたを開けてみれば、
M社の作品が入賞を独占。。。
このM社、今年から始まったこの環境系のカンファレンスに1社飛びぬけて協賛してる
シアトルの大規模設計事務所(数百人規模の事務所です)。
コンペにも会社を上げて参加して何案も出していました。
ええ、コンペの作業時間に当然のように給料をだしてます。
1位になった案は、高速道路沿いに立体的な農場を作るというもので、
MVRDVかどこかが何年か前にやったもののパクリ。
なんも目新しさはない。
これまでに行われた環境系のコンペをまとめた本には
必ず登場しているようなもの。

今回のこのイベントとコンペは、
Cascadia Region Green Building Council
という団体とAIA Seattle(シアトル建築家協会)が主催。
授賞式を見ていて思ったのは、うちわの人間の集まりだったということ。
つまり、限られた知り合い同士でお互いをたたえあうみたいな。
カンファレンスも参加が有料(高い!0が一個多い!)で市民にまったく開かれていない。

ほかの案を見たが、M社以外でもちゃんと真面目に取り組んでいる案が
いくつもあった。正直予想以上だった。
でも、ふたをあければこんな結果である。
おそらく今回の運営と結果から、
今年真面目にコンペに参加したひとたちは
来年以降のこのイベントに対してまともに相手にしないでしょう。
正直、それに加担したAIA Seattleも、こんな程度のものか、というのが感想。
もうまともに相手にすることはないでしょうね。

当初は、盛り上がりに欠けるシアトルの建築デザイン界を
変えたいという野望もあった。
でもそれをまともにやったら
かなりの時間とエネルギーをつぎ込まなければならないことがわかったので、
その分をほかに向けたほうがずっといいですね。
AIAだけじゃなくて、Pecha Kucha Nightとか
AIAとは別に独自に行われている活動もあることだし。

シアトルの街に対して、真面目に取り組む気持ちは変わりませんが、
現在のAIA Seattleに対してはちょい見下していきまーす。

実は今回のこの流れ、
笑い話で想定していたストーリーの一つではあったのですが、
それがあまりにも露骨にその通りになってあきれました。
参加したからわかったことですけどね。

でも得るものが全くなかったわけではない。
ポートフォリオに入れれるものが2つもできたし、
ほかの案を見て、ちゃんと面白いことをしようとしている建築家が
少ないけれどこの街にいることもわかった。

今年のコンペのノルマ

1. 地元の
2. アメリカ全土の
3. 日本の
4. それ以外の地域の

ひとつめは、こんな風にして終了したのでした。

ほんじゃ、サクっと気を取り直してーーーーーーーーーー


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by ogawa_audl | 2007-04-29 12:29
2007年 04月 25日
ときに一歩下がると視野が広がる
「旅。建築の歩き方」(槻橋修 編)
のつづき。

気になった言葉を抜き出しました。

自分でいままで悶々と感じていたこと、
自信はないけどなんとなく感覚的にどうしても否定できなかったこと、
などに対して、自分よりもたくさんのものを見てきたであろう人たちに
ずばっと言い切られてしまった。
だからこれらの表現に’今は’反応したのでしょう。
同じこと感じてんだな、と少し安心したりもしました。
数年後は、別の部分にもっと反応するのでしょう。たぶん。

■石山修武編

一緒に行ったヒマラヤ旅行から帰ってすぐに事務所を辞めて行ったやつが、
「石山さん、こんなものつくってなんになるんでしょうか」とまともないい質問するんですよ。

いいデザインやいいコンセプトとか、確かにそれは大事なことだけど、そんなことはたいしたこと
ないなと、本当に思えた。

スピリッツでしょうか。とんでもないところに行けば行くほど、意味なんて考えなくなるし、
そんな余裕もない。失礼な言い方だけど、日本のインテリって意外とやわだった。

アメリカに行ったときにルイス・カーンの建築を見て、恥ずかしいけれど、自分がなめていた
現代建築にはとんでもないものがあると感じたんです。

カーンはコルビュジエに届かなかった巨匠として認識されていますが、エール大学の
英国美術研究センターを見たとき、これはまったくレベルが違う、自分はひどい誤解を
していたと思いました。

光のクオリティが全然違った。カーンが英国美術研究センターでやったことには、
だれも届いていないと実感しましたね。ナーランダなどの仏教遺跡やイランのイスファハンの
モスクなどに匹敵する現代建築だと。

今はドーンとした重い建築をつくりたい。軽いのは嫌ですね(笑)。

■小嶋一浩編

僕らの仕事は視覚的なものであることは間違いないですね。目の記憶力は鍛えられるんですよ。
妹島和世さんも目の記憶力は抜群にいいですよ。

学生たちによく言っているのは、「とにかく建築家になりたいのだったら、日本で仕事しようとするな」
ということ。たくさんの人たちが建築に期待しているところに行ったほうが建築家は幸せに仕事ができる。
日本がいいと思えば帰ってくればいい。日本は実績があることと海外経験があることが、
とてもプラスになる国ですから。

いまの日本社会を相対化したほうがいい。
景気がいいということはどういうことか。それを知った上でいまの日本のしみじみとした状況を
選ぶのだったらいいと思う。

■妹島和世編

海外のプロジェクトの場合、たまたまそこに来たという範疇でそこのコンテクストを考えるしかない。

海外のコンペには、その土地からちょっと遠い人のひとりとして呼ばれるわけです。だから、
みんながわかりやすい強いシステムみたいなものを提案すると勝ちやすくなる。
実施設計になっていろんなことが起こっても、ここだけはキープしようというシステムが
あるから迷わない。
でもだから、単純明快な建物になってくるということがあって、いまそれについて考え中です。

自然や風景、歳をとるとともにそういうものがいいなと思うようになりました。

風景に対する興味が年々大きくなってきました。
日常生活を楽しみたいと思うようにもなりましたし。
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by ogawa_audl | 2007-04-25 16:16
2007年 04月 23日
動けないときは読書か睡眠
ロスからの帰りの移動時間、
「旅。建築の歩き方」(槻橋修 編)
を読む。

これは単なる旅の本だけではなくて楽しめた。
いろいろ示唆に富む言葉、思想、処世術がそこここに。

石山修武さん、小嶋一浩さんの項がもっとも気になる。
ありがちな範疇を越えて突き抜けている。ドライに。
妹島さんの最近の心境の変化もデザインの悩みも興味深い。

詳しい内容はまた次回。

そろそろ次のコンペについても動き出さないといけない。
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by ogawa_audl | 2007-04-23 16:11
2007年 04月 23日
LAで週末
金曜、休暇をとってLAへ飛ぶ。

LAに遊びに来てる親と会う。
本とかお土産をどっさり受け取る。
いつもありがたいです。

土曜、ツアーでグランドキャニオンに行っている親と別れてひとりで一日フリー。
2年前にLAに来たときに時間がなくていけなかったGetty Centerへ。

車をレンタルして高速を走ってどんどん北へ。
ヤシの木を見ると、天下一武道会を思い出し、
ロードサイドショップやありふれたビルをみると春日井を思い出す。
相変わらずロスの風景には感動がないな。
空気も霞がかっている。

Getty Centerは、ロサンゼルスを見渡す山の上に建つ、リチャード・マイヤー設計の巨大な美術館集合体。
お金持ちのGettyさんが自分が所蔵していた美術品を自宅で一般に公開したのが始まりで、
あまりにもひとが来るようになったので、私財を投入して市民が自由に来られる美術館を
つくろうとして出来上がったのがこの美術館。完成の前に彼は亡くなってしまいましたが、財団と家族関係者が
90年代のオープンまでこぎつけたそうです。

巨大な地下駐車場から山沿いの崖を小型のモノレールに乗って、美術館まで移動します。
駐車場代8ドル。入場料はタダ。

ここは現代のアルハンブラ宮殿かアクロポリスかマチュピチュか。
あるいは清潔で白を基調としたつくりやモノレールは万博会場のようでもある。
すごーくてきとーにつくったら「グリーンピア・○○」みたいになりそうな場所でもある。

まず45分間の建築ツアーに参加。
その後、レストランでゆったり昼食後、建築外観、ランドスケープ、建築内部と美術作品鑑賞。
あっという間に5時間経過。別に急いでいないからじっくりみることができました。

リチャード・マイヤーは実は以前はそれほど興味はなかった。
でもローマの郊外にあったチャペルがすごくよかったので再び興味をもつことに。
Getty Centerはマイヤーのデザイン言語の集合体。
安藤の淡路夢舞台のように。
この巨大な美術館の設計を依頼されて、マイヤーはイタリアを見に行ったそうです。
確かに、そこここに、イタリアで見たデザイン言語が見えます。
色や水の音、素材、構成、眺望など、似ているところは多い。
そのほか、カーンのキンベルやソークに見られるような部分も。

この場所は、単に一人の建築家がそのときにはまっていたデザインで埋め尽くした、というよりは、
古典的な、時間に耐えうるものを作った、という印象。

でも、グリッドのアルミパネルとか、マイヤーの手すりはどうも好きになれないなあ。
それを見ていると、インダストリアルなありふれた建物がどうしても浮かんでしまう。
あるいは、アルミパネルのカタログブックとか(カタログのほうが後なんでしょうけど・・)。

トラバーチンの部分とか、内部の光、中庭の水盤とその周辺の空間とか、部分的にきれいな
’場面’はたくさん発見できる場所でした。
ロスで一日時間があったら、ここでゆっくりするのもおすすめです。

でも白い建築にかぎって言えば、アルバロ・シザのほうがすっきりしててきれいかな。
マイヤーのはちょっと過剰に要素がありすぎる気がする。もちろんこれは好みですが。

70歳を越えたマイヤーは最近はついに白くない建築も作っているそうです。
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by ogawa_audl | 2007-04-23 15:46
2007年 04月 23日
フェリーで
木曜。
今やっている新しいプロジェクトの敷地調査へ3人で出かける。
会社から車で出て、すぐ近くのフェリーターミナルで対岸のベインブリッジ島へ。
そこから車で島を横断して橋を渡ってようやく敷地の町に到着。

小さな入り江に面した町。
ちょうど潮が引いていて、干潟ができている。
干潟の表面が太陽の光を反射してきらきら光る。

このプロジェクト、ディベロッパーと組んでいて、
彼らが敷地を提案するところまで入っている。
つまり、提案するチームによって、敷地も変わってくる、ということらしい。

僕らのチームは3つの敷地を使うような提案。
それらをつなぐための楽しく美しく強い物語が
この日のたくさんの発見によって出来上がってきた。
上司も急にやる気になってきたぞ。
是非勝たないと、ですね。
来週には別のシティホールのプロポーザルも始まるし。
できれば両方・・二兎追って二兎ともとるぞ。

夜、友達とクラシックのコンサートに行く。
前半、諏訪内晶子。後半、シアトルオーケストラ。
今年2回目のクラシックコンサート。
直前に飲んだワインと、昨日からの疲れでねむいねむい・・
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by ogawa_audl | 2007-04-23 15:26
2007年 04月 23日
KieranTimberlake Associates のレクチャー
月曜。
KieranTimberlake AssociatesのStephen Kieran のレクチャーを見に、仕事のあとUWへ。
ちょうど日本の’新建築’のような位置づけのアメリカの建築雑誌Architectural Recordの最新号に
彼らの住宅が出ていたので、興味を持って見に行きました。

軽く彼の紹介。
イェール大のあと、ペンシルヴァニア大でマスターを取得。現在も事務所を率いながら
ペン大で教えています。

Kieran と Timberlakeの二人は、あるとき、
書くことも止め、
コンペもやめて、
ただ実際のものを建てることのみに集中することを決め、
それを18年続けたそうです。
そしてある程度の手ごたえを得た後、Manual(2002)という本にまとめ、
再び書くことやらを始めたとか。
その後、refabricating Architecture(2004)という本も出しています。

今回の彼のレクチャーで面白かったところ、気になったところを書いていきます。

まず、最初に示した4つのポイントは、

・Productivity
・Quality
・Environment
・Art

です。
ほかの建築家との大きな違いは、Productivity(生産性)に堂々と言及している
ところでしょう。

例えば、過去数十年だったか100年だったかで、
ほかの工業製品は80%も生産性が上がった一方、
建設業では20%下がっているとデータを見せられました。

そこで、自動車産業を引き合いに出して、部品の種類を減らして接続部を減らす
ということを彼らは実践しようとします。

しかし、このとき、バナキュラー、敷地、素材、芸術なども意識します。
生産性を上げながらも、自然の中で自然の一部のような建築を目指します。

彼ははっきりとこう言いました。
「ミースはやりたくない」

そしてそれらの考えを現在できうる最大限の形で実現したのが、
彼の自邸でもあるLoblolly House
でした。

作り方はこうです。

まず3D CADを用いて、接合部や素材のサイズなど全てを検討する。
それをもとに自分のスタジオにある作業場でモックアップを作りさらに検討する。
部材や新素材などについてのリサーチもかなり行い、優れたものは遠く離れた場所(例えばドイツ)からでも輸送して用いる。
(ローカルなものは必ずしも質が高いものばかりではなく、それなら遠くても質の高いものを使ったほうが、
維持の面でプラスということらしい。またアメリカの住宅は50~90年持つのに、平均32年で建替えられて
いるらしいです。)
工場であらかじめ組み立てられたパーツを敷地に運んで短期間で建設する。
など

以前シアトルのプレファブ建築家Anderson Andersonのレクチャーでは、
その’プレファブさ’が表現として前面に出ていてやや違和感を感じたのですが、
KieranTimberlakeの場合は、表現としてのプレファブではなく、もっとドライに’手段としての’プレファブであり、
外観には4つのポイントの一つArtを取り入れることで、プレファブの硬さを感じさせない。
きちんと敷地を読み込んでからつくっている。
だから、どこでも同じものが置かれる、というプレファブ建築の考えとは違っている。

例えば、この住宅に見られる特徴的なデザインのファサードは、周囲の森の写真をもとにつくられているという。
(SANAAの小笠原美術館のガラスのセラミックプリントは拡大すると似ていたと思う)

またこの住宅の動線は垂直に移動するシークエンスをつくっており、生活のなかで、
周辺の森を感じられるようになっている。

森を通って車でピロティに駐車(ピロティにしたのは湿地帯に近いのと敷地への影響を抑えるためらしい)
木々のメタファの柱を抜けて低木の間の飛び石を抜けてまたメタファの柱を抜けて階段を登る
階段から周辺の森が再び視点を変えながら見える
室内へはいる。奥の部屋に行くときにはブリッジを渡り両サイドの森を目にする

というかんじ。

生産性や質の向上のためにプレファブを手段として取り入れているという印象。
でも同時に環境との関係や美しさなども獲得しようとしている。
個人的には作品の印象が三分一博さんに似ているかなーっとちょっと思いました。

また、これまでプレゼンのための3Dだったものが、
建設のための3Dになってきているという印象をまた強くしました。
そのため、これまで曖昧に表現していた部分を厳密に3Dで描く必要が出てくる。
ということは、3Dを描く段階で、大工さんのような施工の知識も求められるということ。
でも、そこさえちゃんとおさえておけば、部材のデータはパソコンから工場の機械へと
そのまま送られて寸分の狂いもなく出来てくるということらしい。
しかも、このような一連のプロセスが、少しの投資で個人で全て出来てしまう状況になっているとか。
彼らの事務所では、ふつうの建築事務所のようなオフィスとともに、
このような工場のようなショップと呼ばれる作業場を持っていて、
部材をつくったりしているそうです。



彼が最後に語った言葉

「今ほど建築家になるのにすばらしい時代はない」

これは、環境の問題に関して、大きな意義のある仕事ができるから、ということらしいです。
またそのための便利な技術革新も進んでいるということでしょう。
バブルの時代に建築家になるのがいいのか、
今のような大儀がある時代に建築家になるのがいいのか、
背景にあるのはそういうことでしょうか。

また、彼の事務所はリサーチ部門に力を入れているらしく、
それはOMAとかAMOのような都市に関したものではなくて、
建築の素材とかエコ技術とかを目的としたもの。
リサーチはこれから建築の分野でもお金になる、みたいなことも言ってましたね。
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by ogawa_audl | 2007-04-23 14:12
2007年 04月 15日
凛とした
土曜。
久しぶりにかなり寝て、というか寝すぎて気づいたら夕方。

近所のメキシカン料理の小さな店で、
ポークタコスを
かなり遅い朝飯のような
遅い昼飯のような
早い夕食のような存在として食べる。

バスの時間まで、バス停横の行きつけのベーカリーカフェで
アメリカーノと甘いもの。
五十嵐さんにいただいた本を読む。

バスでダウンタウンへ向かう。
いつもながら丘を下りながら車窓からダウンタウンを眼下に見る。

ふむ、天気がよいな。
外は気持ちよさそうだな。
夕日が近いな。
スカルプチャー・パークも近かったな。
ああ・・

衝動的に途中下車。

久しぶりのスカルプチャーパーク。
オープンしてから2ヶ月以上経つが、
天気のいい週末はいつもにぎわっている。
子供、ねーちゃん、にーちゃん、おっさん、おばちゃん、おじいちゃん、おばあちゃん、
犬、自転車、ローラーブレード、スケボー、セグウェイ!?・・

みんなてくてく。
みんなほほ笑む。

オープンしたときにはまだ完成していなかった部分も
きれいに芝が張られて出来上がっていた。

空は青く、
海もそれを映して青く、
湾の向こうには
まだ雪をかぶったオリンピック山脈が見える。

太陽はあたたかく、
風はつめたい。

流れに乗ってどんどん歩く。

夕日が世界の色を変えていく。
目に映る景色は美しい。
体はぽかぽか。
顔はひんやり。

ああ気持ちええ。

’場所’を創り出すことを生業としている者として、
ときどきのこういう時間は大事。
いろいろリセットになる。
原点を思い出すこともできる。

そのまま海沿いを歩いてダウンタウンの会社へ
ちょびっと仕事しに行く。
左手にはスタバのコーヒー。耳にはipod。

海、山、湖、緑に囲まれた都市、シアトル。
また季節がやってきた。
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by ogawa_audl | 2007-04-15 13:39
2007年 04月 15日
休息日です
金曜、仕事のあと友人たちとご飯と軽く飲み。
その後、カフェでコーヒーのあとさらにビール一杯。
日が変わる前に、KさんとクラブにBTを見に行く。
BTはクラシックのエリート教育を経て、DJもやっているアメリカ人のアーティスト。
CDを聞くと、いろんな分野の音楽が彼の中で等価に扱われているのが感じられて面白い。
昨晩のショーでは、ダンス系の激しい曲をあえて選んでいたよう。
前座のほかのDJたちと比べると、音の質や迫力が違った。それがわかったのは収穫。
かなり眠くなった中、タクシーで帰宅。
木曜は残業して2時ごろ帰宅し金曜の朝は7時半から会社のデザインレビューがあったので
眠気は最高潮。

土曜の今朝起きたら、午後の3時半。自分ではかなり珍しいこと。
すでに部屋には西日が差し込んでいる。
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by ogawa_audl | 2007-04-15 08:01
2007年 04月 12日
にこめ 「Re: Underground」
コンペに出した2つのエントリーのうちのもう一方です。
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敷地はシアトルのダウンタウンの南、パイオニア・スクエアという歴史地区。
このエリアには実は隠れた地下世界があるのです。
かつてのシアトルのダウンタウンは、現在よりも1層分低い土地に住んでいました。
しかし、当時は、潮の干満で、下水が逆流したりという欠点も。
19世紀末に大火でシアトルの町が焼け焦げた後、
町の再建のなかで(このときごたごたはあったらしい)、
地上レベルを一層分上げることで、そういった問題を解決した。
現在でも当時の地下レベルは、多くが使われず廃墟のように地下に残っており、
部分的に歩道に埋められた紫色のガラスブロックを通して見ることができます。
またこの地下世界を見せるアンダーグランドツアーという観光も一部あります。

このような隠れた地下を積極的に使って、
今回のコンペの主旨の環境とかグリーンとかにからめた提案。

機能は、植物園、ギャラリー(敷地周辺はギャラリーが立ち並ぶアート街)、
建設中のライトレールの地下駅との接続、など。
地下と地上を使った立体的なパブリックスペース。
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(計画立案:Kさん、Sさん、Tちゃん、私)
(製作:Kさん、Sさん)
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by ogawa_audl | 2007-04-12 00:36
2007年 04月 10日
すかんじなびあ
新しいプロジェクトが結構おもしろい。

シアトルからずっと西にある湾に面する人口1万数千人の町に計画される
新しい市庁舎兼コミュニティ施設のプロポーザル。
この町の特徴は、スカンジナビアのひとたちが多く住んでいてそれを
町のアイデンティティにしているというところ。バイキングの末裔たちです。
ということで、デザインもモダンな北欧のものが求められている。
また同時にこれから観光客も呼び込みたいとかあって、
ランドマーク的な要素も積極的に求められている。
ちょうどいいから、これを機に北欧の建築作品の勉強をしてみようかなと思ってます。

敷地も、潮が引いたら干潟になる小さな湾に面した斜面。
そこからはオリンピック山脈がきれいに見える。
文化的なこと、敷地のポテンシャル、
かなり面白いことが出来そう。

チームも実はばりばりデザインを支持しそうなひとがいない(それはそれで困ったものではある)。
チャーーーーーンス!!
まだプロポーザルなのでコンペみたいな状況。
コンペみたいなノリでプレゼンも含めてじゃんじゃんつくってしまおうかなと企んでます。
この規模のプロポではうちの会社ではやらないような濃ゆいプレゼンつくってしまおうか。
きれいなCGとかムービーとか。。おお夢がひろがる。
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by ogawa_audl | 2007-04-10 04:43