<   2007年 03月 ( 7 )   > この月の画像一覧

2007年 03月 31日
深夜に
仕事の後、sさんと近くの和食屋さんで合流して飯。
建築系の話で盛り上がる。五十嵐先生に聞いた話とかも。
話しすぎてちょい疲れてしまう。しゃべっているときは楽しくて気づかないんですけどね。
帰りにコーヒー買って会社に戻る。

日が変わった金曜の深夜。会社にいる。まだまだ続くコンペのため。
最近は夜中にひとり会社にいる時間が落ち着くようになってきている。
与えられているコの字型のデスクスペースも広いし、アーロンチェアも疲れを軽減してくれる。

早朝の静かなダウンタウンをバス停に向かって歩き
6時すぎからどこも開いているコーヒーショップでダブルのアメリカーノを買い
バスに乗って家へ帰る時間帯がなんだか心地よくなってきている。
このおかしなリズムに頭も体も完全に慣れてきている。

今年はコンペになるべく参加していくことを目標というかノルマとしているので、
今後もこの生活を何度もすることになるんだろう。
今の会社は残業もそれほどさせられないので、
学生時代よりも時間がある(本を読む時間は減っているが)。

アメリカ滞在もおそらく永遠ではなく一時的なもの。
ここで’生活’を楽しもうという意識は実はあまりない。
留学から続く’トレーニングの継続期間’のようにとらえている。
そして、この土地でしかできないことをしなければ、
とどまっている意味がないこともわかっている。

仕事のほかに自分の中で思考する今年のテーマもいくつか設定。
仕事のプロジェクトと、自分が思考していることがうまくシンクロすれば理想的だが、
現実はなかなかそうはいかない。

正直に言えば、自分の興味とリンクするプロジェクトをするチャンスをうかがいつつ、
実務を学び、収入を得る、というのが朝8時半から夕方5時半の時間の使い方。
もちろん、この時間帯は仕事に集中してます。持ってるものを全部出します。念のため。

リアルタイムで登場している。不思議な感じです。
五十嵐先生のにっき
[PR]

by ogawa_audl | 2007-03-31 17:33
2007年 03月 30日
初対面
仕事の後、OMA設計のダウンタウンの図書館のロビーで五十嵐氏と合流。
前同好会幹事のYさんと3人でシーフードレストランへ。
道中も片手デジカメでパシパシ写真を撮っている姿が独特。なんか身軽。
いろいろ話しながら食べる。話すこと聞くことに集中して、なかなか料理が減っていかない。
世の中に対して「おかしいぞ」というところにたくさん気づいているひとだという印象。
日本全国を飛び回って、著名な建築家にも若手建築家にも学生にも触れている。
最前線を最もたくさん見ているひとだと言える。
今日本の建築界でなにが起こっているのかについて、聞いたらなんでも答えていただける。
現代の宗教建築に興味があるところは、独自だろう。

個人的に面白かったのは、「美しい国」というスローガンと建設業界の解釈。
日本では建てつくされてしまってもうこの業界の仕事はほとんどなくなるのではないかと
思っていたけれど、「美しく変える」という大義名分だけで、十分に使えるインフラや都市が
日本得意のスクラップ&ビルドで建替えられるという。国が主導で。なんとか族ってやつですかね。
さらに、その「美しさ」の基準があいまいだと思う。
巨大な建て替えなのに、国際コンペにもかけないというのはいかがなものでしょうね。
あいまいだからいいのかもしれませんが・・・出来上がってからも、
さらに美しいものを、という終わりのない建て替えが可能になりますから。

あー勉強不足だと痛感。
自分にひきかえ、Yさんはとても物知り。
長時間かけて料理がなくなった後、ようやく地図やらを広げて、
シアトルの建築マップをつくる。

帰り際、著書をいただく。シアトルの日本人で回し読みですかね。
[PR]

by ogawa_audl | 2007-03-30 15:04
2007年 03月 30日
昼休みです
コンペの締め切りが直前に1週間延びた。
AIAシアトルの不手際が目立つ今回。

余裕かと思いきや、結局いろんな欲(完成度を高めたい、寝たい、休憩したい、ご飯食べたい、etc..)
が出たりして、気がつけばぎりぎりか。
いつもこうなんだな。
でも、今まで手を出さなかったやや「イケイケの空間(s氏コメントより)」の絵が出来そうで、
自分でもちょっと面白い。
デザインに縛りの少ないアメリカの空気に染まってきたのかどうなのか。

同時にこの建築の意義、ディテールも考えているのは働き出した影響なのだろう。
ちょうどディテールばかり仕事で描いていた時期に重なったコンペだからか。
となると、そのときの気分や環境がかなり影響してくるってことになるな。
時間はないが、一緒にやってくれている仲間をがっかりさせないようにがんばらないと。

と、やや忙しい中、五十嵐氏、シアトルに到着の模様。
滞在中の建築巡りの日程を立てる手伝いを今晩。
どこの大学も共通して、先生方はお忙しいようです。

・・・・・ん・・・ばっちり映画見てらっしゃるじゃないっすか!?
五十嵐先生のにっき
今回は完全な休暇らしいので、つっこんじゃだめっすね。
シアトルゆっくり楽しんで帰ってください。
[PR]

by ogawa_audl | 2007-03-30 05:18
2007年 03月 20日
追い込まれてまいりました
コンペの締め切りが近づき、仕事とあわせたら普段の2倍働いている感じです。
UWの修士設計の最後の2週間を思い出します。
妥協せずいいものを作り出したい。

私用のメールを開いたら、見覚えのある名前が。
最初はいたずらかと思ったけど、いたずらにしてはマニアックすぎる。
ご本人でした。建築評論の五十嵐先生。
3月末にシアトルを訪問されるそうで、ここ最近の話題の建築についての
情報を求められました。
どうやら建築同好会のHPを経由してきたようです。

日本の建築の評論についてふと考える。
バブル期以降の日本の建築をそろそろ誰か本にしてもいいのかな、と思う。
僕が大学に入ったばかりの90年代末ころは、バブルが終わった頃で、建築の方向性とか流行が
いまいちよく見えない時期だったように思います。
世間も不況で暗かったしな~。

今は、セジマ・ニシザワも世界的になったし、伊東豊雄のせんだい以降の変化も面白い。
この両事務所出身者の若手とかフジモトさんとかの若い世代は
なんとなく共通する感覚を持ちながら空間をつくっているような気がする。
ヒエラルキーのない相対性の空間とでもいうのか、
それとも穴蔵的、原っぱ的、大地的、感性の空間とでもいうのか。
外から見ていると、世界的に見ても他にあまり類のない特殊な流行になっていることに気づく。
複雑な空間をつくりながら、空間構成ルールや素材はシンプルで抽象性を維持しているところも共通か。
日本のコンペ案にもその影響が見える。きっと日本の学生にもかなり浸透しているのでしょう。

さて、と、

明日も早起きして作業じゃ。
カフェインとりすぎで眠くないけどなんとか寝ます。
目指せ始発バス。
[PR]

by ogawa_audl | 2007-03-20 16:21
2007年 03月 18日
Green Green Green
今日土曜日はセント・パトリックスデイという祝日らしい。
どんな日か→こちら

ダウンタウンでは緑色の服や小物を身につけた人があちこち歩いている。
会社の近くのアイリッシュ・バーでは真昼間からビール片手に盛り上がっている。
この日ばかりは、歩道まで店が拡張していて、
車道に歩行者のためのフェンスが。ビルの工事のときみたいに。
一軒の店がこんなことするのが許されてしまう柔軟な都市文化っていいですね。

昼間からビールと音楽と歌と会話でわいわいやっているのを横目で見ながら、
テイクアウトのタイ料理を買って会社に向かう。
仕事じゃないです。コンペです。
コンペのテーマもグリーンであります。
完成したらまたお披露目します。
[PR]

by ogawa_audl | 2007-03-18 06:08
2007年 03月 17日
Result
遅くなりました。
Viaductの結果ですが、
高架か?それともトンネルか?

結論 「どっちもイヤン」

なぜなら設問は
1.高架案に?  賛成/反対
2.トンネル案に? 賛成/反対

で、どっちの設問も過半数の市民が反対に○をしたわけでした。

メールによる投票がなされた今回の投票
ちなみに投票率は55%だったそうです。

でも、地震で確実に壊れることが予想されている老朽化した高架。
いずれなんとかしなければなりません。

で、結論は2008年に持ち越し、とのことです。
シアトルではよくあること、のようです。
建て替えに少なくとも1000億円かかって、税金で降りかかってくるわけですからね。

2007年の間に、もっと大きな視点でシアトルの将来像を考えて
知恵をしぼってもらいましょう。
現在、シアトルではライトレールの建設も始まりましたしね。
[PR]

by ogawa_audl | 2007-03-17 10:48
2007年 03月 06日
Viaduct
前回からの続き。

なかなか一般市民に浸透していないシアトル・ウォーターフロントの高架建て替えに
関する反対運動と選挙。
うちの会社は、建て替えによる高架の巨大化に反対の姿勢を明確に打ち出していて、
反対運動にも積極的に参加している。一般のひとにイメージを伝えるためにCGを
こつこつ作っているひともいる。
反対運動に共感するひとたちからの寄付金なども集まり、それなりに予算もあるみたい。
反対運動のページはこちら

いち設計事務所が、仕事ではないのに独自にCGを作ったりすることに少し驚いた。
未来の自分の街について真剣に考え行動する市民がこんなにいる。
こういうのはなんかいい。
そこに暮らしている市民が自分の街についてのビジョンを持つ、というのは理想的だと思う。

最近はマンションの建設ラッシュや地価の値上がりでちょっとした建設バブルに
なっている発展途上の街、シアトル。
自分の住む街について高い意識を持っている人がいて、行動を起こす人がいる。
この流れが続けば、シアトルの未来は明るいのではないかと思う。

高架反対キャンペーンビデオ①
高架反対キャンペーンビデオ②
(地元のテレビ局のCMで流れてます。同じ会社のSさんがCG作ってました。おつかれっす。)

行政によるトンネル案のイメージ
行政による高架案のイメージ
(どちらも車からの見え方。街からの視点がないのはどうかと。
 3つのブーメランみたいな現在建設中のゲイツ財団の建物がすでに入れてある)

周辺は盛り上がっているけど、投票権のないガイジンの私。税金はごっそり持っていかれてるのに。
[PR]

by ogawa_audl | 2007-03-06 06:47