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2006年 11月 27日
冬ですね
シアトル、まだ11月だというのに、今日は雪が舞っています。
積もることはないと思いますが。

昼間っから外は薄暗い。青白い。
室内に篭もる時間が増えてきました。
温かいコーヒーやお茶を飲みながら、
暖房をかけまくって静かな時間を過ごしています。
日本ではまだそれほど一般化されていませんが、
こちらでは二重ガラスがあたりまえのように使われています。
冬をメインに家がつくられているんでしょうね。

木曜のThanksgiving Dayが終わると、
とたんに街はクリスマス・モードに突入。
ライトアップやクリスマス・ツリーがあちこちに。

街の盛り上がりとは対照的に、
ここ最近、会社がごたごたしているので、
仕事しているときの気分はやや下降気味。
それにつれて、思考が内向的になりつつある。
シアトルの冬には毎年のことだけど、
今年は症状が始まるのが早いな。

2006年もあとわずか。
何事もなく終わってくれたらいい。
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by ogawa_audl | 2006-11-27 08:21
2006年 11月 16日
ニンジャ・レム
夕方、ゆったりしてきた時間に、
後ろで笑い声が。

で、その原因がこれ↓

click!

建築やっているひとは結構笑ってしまうのではないでしょうか。僕もそうでした。
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by ogawa_audl | 2006-11-16 15:47
2006年 11月 15日
Mathias Klotz Lecture
月曜の晩、ダウンタウンの中央図書館でのレクチャーシリーズに行ってきました。
ゲストは Mathias Klotz

彼は南米チリ・サンチアゴの若手建築家。年齢は40すぎかな。
雑誌2Gの表紙でなんとなく見たことある人もいるのではないでしょうか↓
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シンプルで美しい建築をつくる、だけでなく、
プランとかセクションもちょっとかわってて面白かったりするのです。
シンプルに見えて、実は複雑だったりするんです。そういうの好きです。
講演は、スペイン語なまりの英語で、ジョークも交えて楽しかった。
作品は、住宅に始まり、近年はそれに加えて、大学など公共の建築もやっている。
敷地も、大自然の中にぽつんと立つ住宅から、都市の密集した場所での増築などいろいろ。
南米の作品が多いようですが、スペインとか中国にも作品があります。
作品、山ほどあるっぽいです。まだまだ見たかった。でも時間の都合で全部は見せてもらえなかった。

はまりましたね。
最近、スペイン、ポルトガル、南米など、ラテンの国の建築家が美しくていいものつくってる
ように感じるのは気のせいでしょうか。

講演の後、一緒に見に行ったRさんと侍ラーメン食べる。
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さんざんしゃべって、お腹もいっぱいになった後、
ひとり翌朝のプレゼ用に残った仕事を片付けに会社へ・・・嫌だったけど。
日が変わる前になんとか終わって、タクシーで帰宅。


翌日、昼休みに建築本の専門店Peter MillerへMathias Klotzの本を見に行ったら、
案の定、作品集を衝動買い。
ちょっとみるだけのつもりだった。お手ごろな2Gでとどめておくつもりだった。
でも買ってしまった分厚い作品集。
なぜなら、そこには、昨日この店にやってきた彼の直筆のサインが。
しかも、これ1冊のみ。その上、お値段そのまま。

M. Klotz
SEATTLE 06

とペンで走り書きされてました。
これレアです、きっと。ラッキー♪
教えてくれた店員のおねえさんに感謝。
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by ogawa_audl | 2006-11-15 14:18
2006年 11月 13日
HONOR AWARDS for WASHINGTON ARCHITECTURE
先週の月曜の晩、
AIA Seattleによるワシントン州の2006年の建築作品の授賞式
を見てきました。

受賞13作品のうち、うちの会社は3作品が選ばれるという、
めでたい感じだったのですが、個人的には作品がびみょーだったので、
「うーーん・・」
と首をかしげたりしなかったり。
これ会社のお偉いさんに読まれたらやばかったり。

うちの会社は置いといて、
個人的に「まあ・・いいんじゃない?」と思ったものを紹介。

Meadow Creek House (Eggleston Farkas Architects)

Zig Zag House (David Coleman Architecture)

Tyee River Cabin (OSKA)
Delta Shelter (OSKA)

あら、全部住宅だ。

全体的な感想としては、NWの建築界はまだまだ保守的だなーってこと。
なんか最大公約数的なデザイン。

もっと挑戦しないと。一番足りないのはコンセプトだと思う。
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by ogawa_audl | 2006-11-13 12:35
2006年 11月 13日
UW Architectural Symposium
これまた2週間くらい前にさかのぼりますが、
UW主催で、
 'CRITICAL PRACTICE IN A GLOBALIZING WORLD / Stranger in a Strange Land'
と題するシンポジウムを見てきました。
残念なことに、FOAとOMAは来なかった。ギャラが安いとかエコノミーは嫌だとかなんとかかんとか・・・。

個人的に気に入ったひとを軽く紹介しておしまい。
David Adjaye
と  Snohetta

David Adjaye は陽気なにーちゃんという印象。
タンザニア生まれで、イギリスで建築を学び、現在のオフィスもロンドン。
作風は、シンプルながらも存在感のある美しいものをつくるという印象。
Colorado州のDenverに現代美術館ができるみたいなので、いつか行ってみたい。

SnohettaはノルウェーのオスロとNYに事務所があり、80人が働いているという。
そのうち45%が20カ国に渡る外国人で占められている非常にインターナショナルな事務所。
作風は、シンプルでやわらかいデザインで、ランドスケープと一体となったようなものを
つくっている印象。ちなみに、Snohettaとは、ノルウェーで2番目に高い山の名前なんだとか。
なんで1番目の名前にしなかったか。その理由でみな爆笑。
創立メンバーの中心の一人であるCraig Dykersの話は、テンポよく、ジョークもうまく、
楽しい話でした。

Craigの話の中で印象的な言葉は、InternationalとGrobalの違い。

International は Commercial であり、
Grobal は Cultural である、と。

また別の人の言葉で印象に残っているのは、

Culture は変化し続けるものだ、と。


ひとが国境を越えて容易に移動する時代となってきている。
今日も、今この瞬間にも、世界で140万人が、空に浮かんでいる、
つまり飛行機の中にいるというのは驚くべきこと。
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by ogawa_audl | 2006-11-13 07:41
2006年 11月 13日
同好会
昨日、同好会に初参加。
いきなりの大遅刻です。
土曜の朝はきついっす。

そして、いきなり3代目幹事に任命されてしまいました。
確かに、建築で独身の男となると、選択肢はあまりなさそうなわけで。

が、がんばります!
次は遅刻しません!





・・・おたくじゃないですってばー。
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by ogawa_audl | 2006-11-13 07:20
2006年 11月 13日
Bjarke Ingels Lecture
1ヶ月ほど前の話になってしまいますが、シアトル中央図書館で2週間に1回行われている
建築系のレクチャーに行ってきました。

主役はBjarke Ingels
BIG(Bjarke Ingels Group)を主宰。

まずは彼がどんな人物か。
20代の頃、レム・クールハース率いるOMAで働く。そのとき、シアトルの公立図書館
のプロジェクトにどっぷりつかっていたため、シアトルにも来ていた。
2001年にJulien De SmedtとともにPLOTを設立。
2006年にPLOTを解散して、それぞれBIGとJDSに。
彼が設立したBIGでは現在60人が働く。
驚くことに彼は現在32歳である。
デンマークで今最も注目されている若手建築家。イケイケである。

さて、レクチャーの内容はというと、主にフラッシュ・ムービーを使って、
分かりやすくも、美しく、ジョークも交えた楽しいプレゼンテーション。
まず、スターウォーズのテーマ曲に乗ってイントロがあるが、
そこでは、
「ディテールのデザインなどにこだわるのではなくて、もっと大きな変化を狙っていく云々・・」
のような宣言が流れる。
次に、彼の出身地であるデンマークについてのリサーチを
分かりやすく面白いビジュアルで見せてくれる。
その後、PLOT時代のものも含めた作品をどんどんと見せる。

彼の作風は、OMAの流れを汲んでいるだけあって、構成がダイナミックで変化に富んでいる。
悪く言えばおおざっぱというか。でも、プレゼンテーションで見せてくれたように、
一見へんてこりんに見えるそのカタチに至るまでのプロセスや考え方を知ると、
聞いているほうは、なんとなく納得してしまうのが、彼のプレゼのうまいところだろう。
建築全体のひとつひとつのパーツに意図があってその形となり、そのパーツが寄せ集まって
全体の建築となっているかのように見えてくるから不思議である。
しかし全体的なカタチの面白さの一方で、空間としてみたときのディテールなどは、
彼の最初の宣言通り、いたって普通だったりかなりシンプルだったりする。そっけないくらいに。
デンマークのデザインともいえるのかもしれないが。

コンセプトをつくり、物語にし、それをカタチにする。
そしてプレゼンテーションではその全体のプロセスを
非常にわかりやすく美しいビジュアルで見せている。

ランドスケープ-都市-建築-インテリア-衣服
のように、人の身体を取り巻く空間にはレイヤーがあるが、
彼は、都市-建築の中間帯に最も興味がある人なのだと思う。
都市の隙間を埋めるような発想もところどころに見える。

そして、なによりも「つくりたい人」なのだと感じた。
自分のアイデアをなんとかカタチにしたい。建てたい!
だから、例えばある学校の施設が途中で流れてしまったとき、
同じアイデアを、同規模の国内の学校に売り込んでいく、ということもしている。
さらにそれがダメなら、対戦型テレビゲームの3D世界として実現する。
このエネルギーはすごいな。
グローバリズムに対応した建築家といえるのかもしれない。
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by ogawa_audl | 2006-11-13 06:41
2006年 11月 13日
建築ドキュメンタリー映画
ここ4週間に、UWの近くの小さな映画館で上映していた4本の建築系映画の感想を少し。

Lagos/Koolhaas

アフリカ西部ナイジェリアのラゴス。
レム・クールハースは、ハーバードでスタジオを教える代わりに、学生を引き連れてラゴスで数年にわたってリサーチをしているが、それをまとめたのがこのドキュメンタリー。歴史上いまだかつてないくらいのスピードで劇的に発展するラゴスは2020年には世界で第3位の人口の巨大都市になるという。グローバリズムが進んだ現在における都市化には、時間による段階的な成熟を一気に飛ばして、アメリカ的な大都市が生まれるということを示している。例えば、ほんの数年前までは、ラゴスは世界でもかなり危険な都市であったというが、現在では、新しい車が走り、洒落たブランドショップなどが建ち並んでいるという状況。

実はワイン・テイスティング・パーティで6杯飲んだあとに行ったので、
正直何度も意識が飛びそうになっていたのですが、自分なりに思ったことを少々。

グローバリズム、果たしていいのか悪いのか。情報や文明を手にした状態で、そこにいたるプロセスをすっとばしてとりあえずカタチになってしまう、というのは、ヨーロッパ人が西洋文明を手にした状態で新大陸にやってきた状況と、時代は異なるが似ているように思う。そして、その結果であるアメリカの都市の現在は、どこも似たようなつまらない状況となっている。アフリカを含む途上国でも、似たような都市があちこちに生まれてくるのだろうか。単なる経済活動のための都市になるのではなく、それぞれの歴史や文化、思想を含んだ発展を遂げてほしいと思う。その‘違い’が将来的にはその都市の財産になるのだから。


Living with the Past - Historic Cairo

街全体が世界遺産みたいなエジプトのカイロ。
ここでの、文化財的な貴重な建築の修復や保存と、一方でのその周辺住民との関係を描いたドキュメンタリー。

で、これまた、仕事の後、夜9時からの上映に行ったので、かなり眠かったっす。
ちょっと、History ChannelとかDiscovery Channelみたいなノリでした。


Mille Gilles - A Thousand Gilles

フランス人哲学者ジル・ドゥルーズ Gilles Deleuze (1925-1995) の思想を中心に、
彼から影響を受けた芸術家・建築家・音楽家・DJなど異なる分野のひとたちに対する個別のインタビューを融合させたような構成。それぞれのインタビューで出てくる共通のキーワードごとに(例えば'Multiplicity(多様性)'など)それぞれのインタビューがつなぎ合わされてゆく。異なる分野で活躍するひとたちが共通の思想を持ち、それぞれの分野でそれをカタチにしているのがわかる。建築家ではグレッグ・リンが出てくるが、個人的にはこの映画を見て、彼のぐにゃぐにゃ建築の根底にあるゴールみたいなものが垣間見えた気がする。でも、それを建築でやる必要があるのがどうかについては、まだ懐疑的であるのだが。
映画の構成は、テンポよく、音楽もイケてて楽しめた。
チャンスがあれば、また見てみたい。DVD安く売ってないかなあ。

壺中 Kochuu - Japanese Architecture Influence & Origin

日本の建築やそこに宿る思想を中心に、一方で北欧の建築も見せているドキュメンタリー映画。
何人かの日本人建築家も登場し、日本語で語っている。安藤忠雄、伊東豊雄、篠原一男、黒川紀章など。北欧の建築家も何人か。フェーンとか。
スウェーデン人の監督が編集したからか、北欧の建築と日本の建築の類似を強調しようとしているのがやや不自然にも思えたが、どちらも弱い光(by安藤忠雄)という立地条件は共通しているのかもしれない。
日本人でありながら忘れかけていた、日本の建築の特色や思想を再確認することができた。忙しい仕事の息抜きにと見に行ったが、見た後、清々しい気分になれたような気がする。
これも機会があればまた見てみたい。
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by ogawa_audl | 2006-11-13 05:26
2006年 11月 13日
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ネタはいろいろあったのですが、一度書かない流れにのってしまうとそのままずるずる。
ここで気持ちをリセットして、もう一度、日々のテンポを上げて行きたいと思っております。

さて、シアトルはすっかり冬になってまいりました。
きれいな青空と出会うことも週に1日か2日。
空はグレーなかんじですが、グレーではなく、‘白’と考えるようにしています。
そのほうが幻想的で美しく感じるから。

高層ビルの頭も、
空から降りてきた白いもやもやの中に
融けていきます。
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by ogawa_audl | 2006-11-13 03:39