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2006年 03月 28日
spring
シアトルに戻ってきた日曜は時差ぼけのためか、爆睡。
気がつけば月曜で、気がつけば最後の学期。
今まで使っていたArchitecture Hallが改修ということで、
少し西にあるCondon Hallというところで間借りです。
総コンクリートの建物で、ちょっとカーンのソークっぽいなと思っていたら、
設計者はカーンのところにいたひとらしいです。
デスクは北向きの窓側をゲット。

昨日今日とシアトルは天気がいいです。
なんかやる気が出ます。
寒くないのもうれしい。
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by ogawa_audl | 2006-03-28 18:53
2006年 03月 28日
graduation at KU
金沢の後、地元愛知へ。
兄夫婦のところにお世話になる。
そこで妹にも会う。長らく会ってなかった番犬にも会う。
なんか居心地がよかった。
家のプランニングの宿題をもらう。

名古屋では、名古屋大学で、豊田講堂(槇文彦)、野依記念学術交流館(飯田善彦)、
野依記念物質科学交流館(飯田善彦)を見たあと、久しぶりに栄の街をぶらぶら。
栄では安藤七宝店クロイゾンスクエア(竹中工務店)を覗いてみる。

そして今回の帰国の最大目的 “やっとのことで修了式” のために神戸に戻る。
学科の式だけ出ましたが、卒業設計の上位入賞者のプレゼンや、
審査の過程が見られておもしろかった。

研究室での謝恩会は朝まで続く・・もう若くないんすけど・・。
でも楽しかった。いい研究室だな、ほんと。いいひと多すぎや。
この日は、安田先生が3次会まで来られて、隣でお話が聞けたのが貴重でした。

留学などをはさんだため、こんなに遅れての修了となりました。
はっきりいって、かなりイレギュラーです。

そのため多くの方々にご迷惑をお掛けしました。
そしてたくさん助けていただきました。

末包先生には感謝してもしきれません。
留学という自分の夢のひとつが叶えられたのも先生のおかげです。
留学中もネットを介して多くのご指導をいただきました。
ほんとに一生頭があがりません。

栗山先生には、留学前からUWのことを教えていただいたり、
論文のサポートをしていただきました。また、同期がいなくなった後も、
研究室に来やすい雰囲気をつくっていただきました。

同期のみんなには、留学準備のときから応援してもらったし、留学前の
論文作成中にたくさん助けてもらいました。現在も彼らのがんばりが励みになっています。

後輩のみんなは、いつ日本に帰っても気兼ねなく話しかけてくれて、
研究室に入りやすい雰囲気をつくってくれました。
特に尚也くんには、神戸から論文がらみのサポートをたくさんしてもらって感謝してます。

部活の仲間には、出発前も帰国したときも、応援してくれて、勇気をもらいました。
様々な分野で活躍する姿は、励みになってます。

そして、家族。迷惑かけっぱなしなのに、いつも応援とサポートをしてくれてありがとう。
いつか恩返しすることが、今後の生きる目的のひとつであり楽しみでもあります。



さて、残るはUWとの最終章。最後の学期です。最初から飛ばして行こうと思います。
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by ogawa_audl | 2006-03-28 13:57
2006年 03月 21日
Kanazawa
特急で金沢へ。
ずっと見たかった金沢21世紀美術館(SANAA)を自分の目で見るために。

透明感・ガラス・軽さ、そういったものの可能性をもう一度確かめたかったから。
そしてもちろんあの特徴的な形態とプランニングも。

残念ながら中心部の有料スペースは展示入れ替えで閉鎖。
でもその周辺は無料で自由にみることができたから、
全体的な雰囲気はなんとかつかめた。

一方向でないプランニング。その上、透明なガラスと白さ、
ところどころの視線の抜けが様々な見え方を生み出し、
広さを感じさせるとても気持ちのいい建築空間。

ミース的な建築の延長にある、あるいは発展されたかたちかなあ。
カーン的な空間と光に魅了されていた僕の視野をもう一度広げてもらった気がする。
来てよかったな。

2回目の兼六園では抹茶と和菓子をいただく。

日本建築に身を置くと、21世紀美術館との共通点が見えてくる。

フラットな床・天井による水平方向の広がり、
水平方向の視線の抜けとその先の景色、
横からの光。

SANAAの建築のようなものは、海外ではあまり見られない。
そういう意味でも日本的な建築なのだと思う。

翌日、久谷焼窯跡展示館(内藤廣)にもちらっと行ってみる。
月曜だから閉まっていたけど、外からみる。
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by ogawa_audl | 2006-03-21 09:36
2006年 03月 21日
Nao-shima
早朝から出発して瀬戸内海に浮かぶ ’アートの島’ 直島へ。

以前からずっと行ってみたかったところのひとつ。

家プロジェクトの3作品、ベネッセハウス(安藤忠雄)、地中美術館(安藤忠雄)の順に巡る。
小さな島ですが、アートを通して村おこしのようなことをしているのは面白い試み。
今も年々大きくなっているようです。安藤忠雄設計の宿泊施設が建設中で、
フェーリー乗り場の近くにはSANAA設計の施設も建設が始まっていました。

地中美術館は、外観がなく内部空間のみの建築といえる。
でも空間は成り立っている。ファサードの意味について考える。

地中に埋まることで、必然的に光は上からの光であり、
外部の眺めはコートヤードによって切り取られる空となる。
(カフェからは海が見えるけど)

モネの展示室の床に敷き詰められた白い小さな石が面白かった。

空間内部の隅部を丸くすることで、もわっとして空間の存在(広がり・囲まれ感)が
あいまいになる。

美術館としては、もっと展示空間(展示物)が多ければ満足度が高まるのかな、とも思う。
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by ogawa_audl | 2006-03-21 09:04
2006年 03月 21日
waka
高速バスを使って、早朝島根から神戸に到着。
その日の夕方、三宮阪急西口前にあるChanko Dining 若というお店へ。
Simplex(http://www.simplex-arc.com/)のymskさんに今年度のお疲れ様会に
呼んでいただきました。
この店は、元横綱の若乃花が全国に展開するちゃんこ鍋の店。すごく流行ってるらしいです。

ビルの地下へ階段で下ったところにある店に入ると、

生・若乃花!!!

入り口でお出迎えを受けてしまいました。

みなさんいろいろなリアクションをしたようですが、僕の場合は、

「うわぁっ、ホンモノ!」

でした。あまりにも予想外だったので驚きました。東京ならまだしも三宮ですから。

テーブルにやって来られた若氏、写真にも快く応じる。腰も低い。
元横綱、なんか申し訳ないっす。
でもちゃっかり写真とっていただきました。

いい帰国の思い出が増えました。

ymskさん、若を東京から呼び寄せるなんて、やっぱタダモノじゃないっす。
ありがとうございました。



その後、みんなとわかれて梅田に移動。

ゼミの同期と久しぶりの再開。
鍋の次は焼肉。

みんな相変わらず元気そうだ。

そして話題はお決まりのネタへ。
笑う笑う。

楽しい一日だった。
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by ogawa_audl | 2006-03-21 08:46
2006年 03月 17日
Sun-in, day 2
翌日はあいにくの雨模様。電車でさらに西へ。益田市へ。
ここでは今回の旅で一番見たかったもの、島根県芸術文化センター / グラントワ(内藤廣)へ。実は移動中、‘インナースケープのディテール’で予習してきたのだ。この本より以下ところどころ抜粋

「神なき時代の細部に風景を宿らせたい。建築を風景と素材の中間に置くこと。それらの間の果てしない往還によって、新しい時代の新しい細部を作りたい。わたしにとってディテールを設計することは、建築の細部に現れようとしている風景そのものの姿を描くことに他ならない。そして、このディテールに宿る風景のことをインナーディテールと呼ぶことにしたい。」

「建築それ自身も物理的な環境や、文化的なものまで含めた風景という全体のディテールである。風景と建築、建築とディテールはそれぞれの往還によって深まり決定されていく。建築は風景とディテールの中間に位置する媒体、あるいはつなぎ手。建築が風景全体を変えていく可能性もある。さらには、ディテールそのものが、建築を介して風景を変えていくこともあるかもしれない。

わたしの設計した建築のディテールの向こうには、その場所の風景が映りこんでいる。ディテールを考えることは、建築それ自身の問題にとどまらない。その向こうにその場所の風景が広がっている。それに対する洞察を欠けば、その場所の文化からの断絶を余儀なくされる。そうなれば、異物である建物はその場所と共存できない。長い時間存在していくことができない。

建築は人と自然をつなぐ媒介者、人と心と外界を調停するメディアになりえるのだ。」

さて、見てみた感想はというと、

切妻と直方体で構成される群建築。屋根も壁も一面“瓦”。この地域で昔から使われている赤茶(朱茶)色のもの。だから全体的には同様の色の群建築の様相。瓦には屋根・壁で4,5種類のものが見られた。壁に広く使われるものは、ガラス状のものが表面に溶け出していて、遠くからみると七色に光る。内部機能は美術館、大・中の劇場を中心としている。構成としては、同様の色のタイルが敷き詰められた広い中庭広場とそれをガラス越しに取り囲む回廊を中心に、その外側に諸室がとりつく。ところどころ小さ目の中庭も点在している。この広いタイル張りの中庭を見ていると、琉球の首里城が思い出された。周辺環境に対しては、敷地周辺に盛土をして植栽することで、その巨大なスケールを抑える工夫がされているが、でもやっぱりデカく、窓のない巨大な垂直の壁が与える威圧感は大きい。しかし、コンサートホールのような高さと深い地下空間を必要とする機能を入れるとなるとこうなってしまうのかもしれない。建築周辺に十分な距離が取れればその印象はまた違ってくるのかもしれない。タイルのほかに印象的なのは、杉板型枠をとことん使ったコンクリートの表情。この表面は特に、コンクリートでまとめられた大劇場の巨大なマッスとそれに貫入する通路や階段の造形の力強さをさらに強めている。

全体の印象としては、これまでの内藤作品と比べて内部空間が複雑で、悪く言えばまとまりがない印象。うまくまとまらず暴れているというか。個人的には以前の作品のほうが好きかも。それから、全体的に重過ぎないかな、と。コンペのとき、軽さとか透明さとかいう流行に対抗したとのことですが、ちょっと重過ぎないかな、といのが個人的に感じたこと。こう自分が感じる理由を考えてみたのですが、外観に垂直の巨大な壁が多いこと、内部に暗い空間が多いこと(もっと自然光を導いてもいいのかなあ)、ディテールにエッジがあまり効いていない(スカルパのデザインはエッジによって重さを回避していたように思う)、など。この辺のさじ加減、難しいんだろうな。あと、あいにく天気が悪かったから光が弱かったというのも否めない。

それから個人的に残念だったのは、トップライトを楽しみにしていた展示室は、この日は自然光を入れていなくてその見ることが出来なかったこと。ちなみにこの日は草間 彌生の展示。
広い中庭も、水を張って広い水盤とすることができるそうだが、この日はそうなっていなかったのでそれを目にすることができなかったのも残念なところ。

おまけとして、ここのレストランの料理もかなり美味い。

山陰の小京都と呼ばれる津和野へ。本当は萩に行ってみたかったけど時間的に断念。津和野は、広い川が流れる山あいの小さな町で、歴史を活かした街並み整備がされている。森鴎外記念館(宮本忠長)なども行ってみる。

今回見たもの、軽いものと重いものの比較が出来たし、その中で自分なりの発見もあったような気がする。別の発見は、メインの路線なのに電車の本数が予想をはるかに超えて少なかったこと。行くなら車やね。
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by ogawa_audl | 2006-03-17 12:42
2006年 03月 17日
Sun-in, day 1
たまに日本に帰ってくると、日本人が海外に旅行に行くときのような心境に。物珍しく感じ、限られた時間で欲張っていろいろなものを見たい!食べたい!という衝動に駆られる。

で、早速、鳥取、島根へ。それにしても山陰って名前、誰がつけたんだか。山の陰って・・。妹尾河童の著書のなかには、日本地図を上下ひっくり返して見れば、中国から近いのは日本海側であり、かつて重要な位置だったとわかると知って、なるほどと思った記憶がある。出雲なんか特に。

まず鳥取の米子へ。あたり一面雪景色。青空を背景に白く堂々と佇む大山が美しい。ここでは植田正治写真美術館へ。

最近忘れていた、モノリスティックでシンプルな造形の美しさを再発見した。
場所は大山のふもと。2階からはどこから見ても、大山が切り取られる。しかも雪の積もる大山。山の手前の田畑も雪で一面白い。植田正治の写真の構成に見られるそのものの姿が、建築でも示されている。その上、マッスなコンクリートのBOXの間は、大山とそれを映す水盤が美しい絵となる。‘場所勝ち’ともいえなくもないが。

内藤廣の安曇野ちひろ美術館が、風景と呼応し、風景の一部になるのに対し、この美術館は、その場所の風景を最も美しく切り取る‘装置’であるとともに(こう書きながらカメラのようだとも思えてきた)、植田正治を体現している建築であるといえるように思う。雪で大地がプレーンになっていたので、砂丘との類似を感じ、余計にそう見えてくる。

砂丘と人物(被写体)の構成が、この風景と建築に重なって見え、そういう意味では、大きなエリアとしての、土地の風景に従っているのかもしれない。

次に西に向かって島根県へ入り、出雲へ。出雲大社、出雲大社庁の舎(菊竹清訓)、とその近くにある大社文化プレイス(伊東豊雄)へ。駅のすぐ隣に建つビッグハート出雲(小嶋一浩+小泉雅生/C+A)もざっと見る。

出雲大社庁の舎は内藤廣氏の著書の中に出てきて以前から気になっていた。コンクリートとは思えないほどのディテールの細かさ。和というよりは宇宙的・未来的に感じるのはなぜだろう。なんだか不思議な物体である。残念ながら応接室には入れなかったから、内部の光はドア越しに見るのみ。

大社プレイスやビッグハートのような、軽さや清潔感のある建築は、内部の活動があって初めて生きてくるものであり、そういう‘容器’としてはいいのかもしれない。内部の機能の変化にすぐに対応しやすいだろうし。軽さ=入りやすさ(抵抗感のなさ)なのかな、とも感じる。でも個人的には見飽きてしまったのか、こういうタイプのものに感動が薄れてきている。

電車でさらに西へ移動。江津で下車。ここで学部時代の部活の同期のOくんに会う。彼が行きつけの料理屋さんで海の幸フルコースをご馳走になってしまう。刺身、白子のてんぷら、お寿司、創作料理、あとまだまだいろいろあったけど多すぎて覚えられない。どれもうますぎ!こんなに一気に食べてしまうともったいないくらい(これからワタシ、アメリカでなにを食べたらいいの?)特にこの地域だけで捕れる珍しい魚‘ノドクロ(喉黒?)’の煮付けに驚く。身動き取れなくなるほどお腹いっぱいになる。ご馳走になった上に、その晩は泊めてもらってしまう。アメリカにいて見れなかった年末のM-1とか見せてもらって笑いながら眠る。
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by ogawa_audl | 2006-03-17 12:12
2006年 03月 17日
Motherland
いつも飛行機に乗る前はドタバタしているのですが、今回は特に‥。
来学期の修士設計のためのドキュメントを大まかに大まかに仕上げて提出することが課せられていたのですが、ほかの課題に時間をかけすぎてしまい、最後は悲惨な目に。フライトが朝だったのですが、その前の晩から徹夜してもなかなかゴールが見えず、でもそんな中、大学に大量の本を返しに行ったり、模型を取りに行ったり。フライトンの当日の早朝になんとか形にして、さあ、プリントアウトというときになって、自分のプリンターが動かない。ルームメイトを起こすのも悪いので、荷物を持って、バスの始発で大学へ。腕時計をちらちら見ながらプリントアウト。予定より少し時間が遅れていたので、ぎりぎりに空港に着くのを避けるため、バスでダウンタウンに出てからはタクシーでSea-Tac Airportへ。ようやく落ち着くことがでたとともに緊張感が緩み、どっと疲れが。早く眠りたいがために飛行機に早く乗りたいというのは初めかも。

バンクーバーを経由して日本へ。機内では、食事が運ばれてくる物音で目覚める以外はずっと爆睡。こんなときは長時間のフライトがありがたく感じてしまう。
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by ogawa_audl | 2006-03-17 12:08
2006年 03月 08日
final week!
週末にやっとのことで模型完成。我ながらなかなかの力作。
つくりながらいろいろ学ぶことも多かったな。

スタジオとってないので、今週が最終週。
残る課題は、インドの建築のレポート(8ページ)とその発表の準備、それから修士設計のドキュメント(30ページくらい?)の提出。
まあ、いけるっしょ。ちゃんと引きこもれば。

で、来週は再び帰国だっ!
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by ogawa_audl | 2006-03-08 14:44
2006年 03月 05日
Saturday Morning
授業の課題で、テクトニック・モデルをつくる。スケールは20分の1。
神戸に戻っていた関係で、提出日は過ぎていたけれど、
やさしいDavid Miller教授は、「できたときに見せてくれたらいいよ~」
と言ってくれるので、その言葉に甘えて、時間かけて作る。でも正直早く終わらせたい。
普通は、スタジオで製作しているものの模型をつくるけれど、僕は今学期、スタジオを
とっていないので、ケーススタディ・モデルをつくることにする。
隈研吾の広重美術館を選んでみたものの、ルーバーが多くて、
それだけでかなりの時間が・・。材料費も。

金曜の夜、ハッピーアワーでまわりがビールを飲むのを見ないようにして作業。
間借りしている作業スペースは、ランドスケープの修士設計の人たちがいっぱい。
マキエさんという日本人の女性の方もいて、ときどきしゃべる。
明るくてパワフルな人。しゃべってて楽しい。ぼくはもっぱら聞き役ですが。
同郷出身とわかって、親近感も。
最初に会ったとき、「名古屋弁で会話しよう!(笑)」
と言われたものの、高校卒業後あまり使っていないので、
自然とは出てこない。
名古屋弁を思い出そうと、nobodyknows+を聞いてみる。
なんかノリノリになってくる。音に任せて手先を動かす。
気づけば朝方5時。しんどくなってソファに横になると、ほどなく意識を失い、
時計を見ると9時。シャワーを浴びにバスで家に帰る。

そんな土曜日の朝。天気がいいので気分は悪くない。
緑が陽光を受けて、きらきらと光る。
家の前の通りには、濃いピンク色の桜の木々が並んでいる。
春は近い。目覚めのコーヒーがいつもよりうまい。
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by ogawa_audl | 2006-03-05 04:03