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2005年 07月 21日
暑中お見舞い・・
帰国後、福岡の祖母のところに行ったり、東京で高校時代の友人の披露宴に
出席したりしていました。
そしてそれを兼ねて、ここぞとばかりに風の丘葬斎場を見に行ったり、博多の
アイランドシティで建設中の伊東さんの新作を見に行ったり、栃木で隈さんの
作品群を見たり。
移動することに体が慣れてしまっているようです。むしろそのほうが落ち着くというか。

そろそろ動きを止めて、やるべきことに取り掛からないといけない。
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by ogawa_audl | 2005-07-21 15:59
2005年 07月 10日
NIPPON
ということで、久しぶりに帰国してしまいました。
あたりまえだった空気が新鮮に感じられる違和感を楽しんでいます。
日本のご飯はうますぎですね。
しばらく予定が詰まっているのですが、神戸には今月25あたりには行くつもりです。
梅雨が明けたころに。
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by ogawa_audl | 2005-07-10 04:02
2005年 07月 10日
July 6 in San Francisco
昨日閉まっていた OAKLAND MUSEUM (Kevin Roche & John Dinkeloo)に行ってみる。コンクリートのボックスを立体的に積み上げ、その上部を緑で覆っている。屋外に見つけることができるスペースには彫刻作品が置かれている。緑と言いながらも、実際に屋外を歩いてみると、コンクリートの壁の間を歩いているような印象を受ける。緑化した部分はあくまで見るためのものであって、ひとが立ち入るようにはなっていないのが残念。
当初のKevin Rocheの計画とは少し変わったらしく、地元の建築家が後を引き継いで完成させたと、ボランティアのおばあちゃんが教えてくれた。

今日はもともと予備日にしていて、時間が余ったので、nahoさんに教えてもらった隠れ家のようなビーチに行ってみる。あいにく霧が出ていたが、それはそれで幻想的だった。帰りも再び海沿いの美しい景色を見ながら走る。薄紫色の雲の上から太平洋を見下ろしながら走る。サンフランシスコの北はとても面白い景色がある。カリフォルニアはロスもサンディエゴもあるし、不思議な州だなあ。それに州知事も。

明日は帰国だ。
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by ogawa_audl | 2005-07-10 03:25
2005年 07月 07日
July 5 in San Francisco
今日もサンフランシスコの郊外を車で移動。

ゴールデンゲイト・ブリッジを渡って、MARIN COUNTY CIVIC CENTER (Frannk Lloyd Wright)へ。ハイウェイを降りてすぐのところ。機能的にはマリン群の庁舎とか裁判所とか図書館が入っている。
半円をデザイン言語としてとことん使用している。静かな郊外ではその規模と併せて異彩を放っている。建築自体が丘の上にかかる橋のようになっていて、その下は車で抜けることができ、奥は駐車場という構成。実際、敷地を見たときにライトはその丘を結ぶ橋のような建築とすることを考えたそう。だから、最上階を歩いていて端っこまで行くと、丘の上の公園に出たり。デザインのもとは、ローマの水道橋Pont du Gardにあるそう。
金色に輝くタワーはテレビとラジオのアンテナが入っているそう。オリジナルは屋根も黄金色だったそうですが、今は鮮やかなスカイブルー。
橋のように長~いボリュームの内部はトップライトを持つ楕円形の吹き抜けがあり、それを取り囲むように廊下があり、そのまわりが諸室。吹き抜けは上にいくほど広くなり、その分廊下が狭くなるという構成。ニューヨークのグッゲンハイム美術館との共通点も見られる。
装飾や全体的なデザインはちょっとこてこてけばけばして見えるなあ。ライトの好きな日本は黄金色に輝く豪華な日本。これはライトの好きな屏風などの趣向やライトのデザインする装飾などを見るとなんとなくそんな気が。一方、シンドラーに見られた日本はもっと簡素な茶室や民家のような日本のように見える。

次にDOMINUS WINERY (Herzog & de Meuron)へ。
結構な距離を移動し、ようやく見つける。期待大。
が、最初に見えたのが
”NO TOURS, NO TASTINGS”
の看板。どうりでネットでも情報は少ないし、地域の案内にも出ていないわけだ。
外観も、ブドウ畑のはるか遠くに見える。
一応、インターホンで伺ってみると、入り口の脇に伸びる農道を進んでいって、外観を見ることはOKとのこと。ブドウ畑の向こうにある、敷地から生まれ出てきたようなあの外観を眺める。でも内部の光を一番体感したかったんだけどなあ。できればここのワインを持って帰りたかったんだけど残念。入るには相当なコネクションが必要なんだろうなあ。

OXBOW SCHOOL (Stanley Saitowits)へ。
二層分吹き抜けのボックスが隙間を開けながら並ぶ。内部は主に美術学校のためのスタジオ。緩やかな傾斜をもつ芝生の庭を挟んで川が流れている。敷地をとてもうまく生かしている。そして簡素な材料でシンプルな構成をとりながらも、とてもいい場所を作り出している。ガレージで使う扉を多用していて、それらは上部に持ち上がっていく。これを開け放つと外と一体の空間となる。アメリカではこのガレージを住宅などにも用いている例を良く見る。数種類のガラスを用いることで、シンプルな外観に変化を持たせている。

サンフランシスコから湾を挟んで東側のオークランドへ向かうが渋滞に巻き込まれる。
OAKLAND MUSEUM に向かったが開館時間に間に合わず。
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by ogawa_audl | 2005-07-07 03:11
2005年 07月 05日
July 4 in San Francisco
朝、レンタカーを借りて、SEA RANCH CONDOMINIUM (Charles Moore)へ向かう。

どうやら遠いようなので、今日はこれひとつだけを見に行く。
ロスで運転には慣れたので、気持ちも楽。
フリーウェイでまずはゴールデンゲートブリッジを快調に走る。

そしたら、

パトカーに捕まった!

車を止めると、いかつい警官のおっちゃんが出てきた。
ロスと同じつもりで走っていたらかなり制限速度を越えていたらしい。
国際免許証とパスポートを見せる。
ちょっと質問を受ける。
ロスで運転して、サンフランシスコの運転は今日が初めてだ、
みたいなことを言ったら、ロスとは全然ちがうんだよ、みたいなことを言われて
注意だけうけて許してくれた。
寛容な警官でよかった。今日が独立記念日だからかなあ。

せっかくだから、ただ目的地に行くのではなくて、ルート1という太平洋側を走る道で行ってみる。時間は少しかかるけど、この道が驚くほどよかった。とても美しい風景が続く。極上のシークエンス。美しい映画を見ているよう。高速ではないし、道も曲がりくねっているので、ゆっくり走る。景色もゆっくり。だから音楽もゆっくりめ。あえて窓を開けて、そこに流れる空気の匂いや冷たい風を顔で感じながら走る。
右に緑の丘、左に太平洋を見ながら進む。途中、砂浜があったり、大きな干潟があったり、静かな湾があったり、森に入ったり、川沿いを走ったり、高台の断崖を走ったり。時々車を降りて少し歩いたりしてみる。

寄り道を含めて5時間くらいかけてようやく到着。目印は大きな看板についた羊の角のようなマーク。
SEA RANCH CONDOMINIUMは予約すれば泊まることができるけど、
ひとりだとかなりの額になってしまうので、4人くらいで泊まるといいかもしれません。
宿泊していないので、内部はみることができず。
でも、コンドミニアムに宿泊しなくても、レストランやショップには入ることができます。
ここで内部空間の雰囲気を感じることができます。
建物の周辺は、海との間に広い草原があって、自然な状態の海岸を歩き回ることが
できるようになっています。波が岸壁にあたってくだける音が聞こえるようなところです。
都会の喧騒から離れて、そのままの自然のなかに身を置く、そんな場所のようです。
東海岸を見てから、ここに来ると、世界の果てに来てしまったように感じます。未開の地のような。

敷地の傾斜と同じくらいの片流れの屋根。彩色していないそのままの木が外壁を覆う。素朴なあるいは孤独な雰囲気。自然の中で、主張することなくただじっと黙ってそこに建っている、そんな雰囲気がありました。
一方、内部に入ると、建築が‘シェルター’であることを教えてくれる。内部は静止した空気があり、穏やかな光の中で海を眺めることができる。

レストラン等が入っている棟の、内部の構成は、斜面地であるこの敷地を生かして、小さなステップを多用して、空間に変化をつけています。一方で、様々に視線が抜けるような工夫がみられます。これによって、壁によって空間が分節されながらも、広がりを感じさせています。

いつか泊まってみたいなあ、と思わせる場所でした。

帰りは高速を使って違うルートで帰る。サンフランシスコまで3時間と少し。

夜、独立記念日の花火が宿のすぐそばで上がっていたので、見に行く。
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by ogawa_audl | 2005-07-05 18:21
2005年 07月 05日
July 3 in San Francisco
San Franciscoの街を歩く。この街の坂道は噂どおりだ。坂道を避けて歩く。

YERBA BUENA GARDENS, CENTER FOR THE VISUAL ARTS (Fumihiko Maki)
開いていなかったので、外部だけ。開いているときにまた来よう。

SAN FRANCISCO MUSEUM OF MODERN ART (Mario Botta)
アトリウムの光が美しい。外観とは違ってアトリウムの上部はすっきりしている。あのストライプによるデザインは内部では少しうるさく感じるなあ。
内部の展示も見る。レストランで食べ、ショップもうろうろ。

YERBA BUENA LOFTS (Stanley Saitowits)
ガラスキューブがきれいな集合住宅。パターンを単調にしていないのがいいんだろうなあ。

ST. MARY’S CATHEDRAL (Pietro Belluschi & Pier Luigi Nervi)
高さ。シェル構造。内部天井のシェル構造は隠したほうが光がきれいに見えるだろうなあ。今度丹下健三のカテドラルと見比べてみよう。

CIRCLE GALLERY (Frank Lloyd Wright)
ここも閉まっていて外部だけ。

HALLIDIE BUILDING (Willis Polk)
外部だけ。

SIDNEY KAHN HOUSE (Richard J. Neutra)
崖の下から見上げてみただけ。
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by ogawa_audl | 2005-07-05 17:22
2005年 07月 05日
July 2 in Los Angeles
BRADBURY BUILDING (George H. Wyman)
100年以上前の古いビル。予想以上によかった。お勧めです。内部の光。ディテールや素材の美しさ。古いエレベーターがそれ自体で美しいオブジェとなっている。アトリウムに流れるクラシック音楽が妙にマッチしていたのが印象的。木を多く使っているからか、音響もよかったような。

CATHEDRAL OF OUR LADY OF THE ANGELS (Rafael Moneo)
大きさのある空間の強さ。システムを崩そうとしているのが見える。

WALT DISNEY CONCERT HALL (Frank O. Gehry)
曲線がいい。水平方向の窓がなくても、スカイライトで十分に明るい。MITで見たものよりもずっといい。MITよりもミニマムなデザインといえる。

LOS ANGELES MUSEUM OF CONTEMPORARY ART (Arata Isozaki)
時間がなくて外観だけ。

CALTRANS DISTRICT 7 HEADQUARTERS (Morphosis)
乾いた印象の大規模なビル。この高さがあると、普通は垂直方向を意識しそうだけど、徹底的に水平方向のデザインとしている。囲まれた屋外空間がよかった。オフィスビルぽくないオフィスビル。面による構成。

夕方、San Francisco へ移動。
空気がシアトルに似ていて涼しい。でももっとにぎやかで大きい街だなあ。
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by ogawa_audl | 2005-07-05 17:10
2005年 07月 05日
July 1 in Los Angeles
今日もロスを車で駆け回る。でも昨日よりはわりとすんなりといく。

EAMES HOUSE AND STUDIO (Charles & Ray Eames)
宿がサンタモニカにあるので、まずは近くにあるイームズ邸へ。予約をしていなかったのですが、周辺を自由に見てまわることができたし、内部も開け放たれたドアや窓からまじまじと見ることが出来ました。スタジオのほうには現在はオフィスがあって、お住まいの奥様も含め、そこの方たちもとても親切で自由に見せてくれました。
立地は海を臨む高台にあります。現在は木々が大きく育って庭も含めて木々に覆われた状態です。イームズ邸のすぐ前の庭は自然な状態で草木が生えています。イームズ邸の外観は、予想以上にきれいで驚きました。一般の工業材料でこれだけの質のものが出来るとは。外壁の一部のに見られる青やオレンジ色が周辺の草木から家の存在を際立たせています。これだけきれいな外観を保つには、メンテナンスがしっかりされているのだと想像します。鉄骨造の建物は、木造やコンクリート造や石造と違って、歳のとり方が難しいと思うのですが、メンテナンスをすることで当初の質を維持するというやり方が適しているのかもしれません。
一方で、室内は生活になじんだ家具や本、その他のいろいろな物があふれ、時間の経過を感じさせるとともに、その時間の蓄積が住み手の望む心地よさを作り出しているように思います。外観とは全く違う世界がありました。
手のひらサイズのイームズ邸の小さな本を2冊買って帰りました。サンタモニカにある、ギャラリーの場所も教えられたので明日行ってみようと思います。

近くではケーススタディハウス#22の修復工事が行われていました。オリジナルの姿に戻すようです。ケーススタディハウスもライトの建築のように歴史的建築としての保存が進んできているようです。来年あたりには内部も含めて公開されるのではないでしょうか。

SCHINDLER HOUSE AND STUDIO (Rudolph M. Schindler)
ここは現在内部も公開しています。写真撮影も可能。
道路からのエントランスには大きく育った竹林があり、そこから奥へと進む土の小道が。両側は良く刈りそろえられた生垣。既に日本っぽい。鹿児島の知覧で歩いた武家屋敷を思い出しました。
ここには周辺環境とは全く異なる世界があります。ここがハリウッドであることを忘れてしまう。でもこの家が作られたときは、周りにはまだ何もなかったはず。シンドラーが自分の望む小さな世界を作ったのかなあ、とか思います。
オフィスで入場料を払って内部へ。
あれ?とまず最初に思ったのが匂い。懐かしい匂いだなあと思って考えると、祖母の家の匂いと同じ。古い日本家屋の匂い。それから天井の低さ。そして使われている木材の濃い茶色。ディテールもライト以上に日本ぽい。天井の低さなどはライトの影響はあるだろうけど、材料と色とディテールがライトの建築が持つ印象とはだいぶ違う。なんだか日本の古い民家に来たような印象をうけました。この建築もとても密度が濃い。そしてシークエンスの作り方がすごい。様々な視線の抜けをつくったり、あるいは壁や生垣で隠したり。ちらりと見せたり。日本の民家を良く知っていたのではないかと思えてくる。
外部空間では生垣が重要な要素になっていることが分かります。それとともに外部空間にレベル差をつくることで、間延びしないそれぞれの空間を作り出している。すごく考え込まれた構成だと感じました。

STORER HOUSE (Frank Lloyd Wright)
道路から見るのみ。テキスタイル・ブロック。
遺跡のような外観。

HOLLYHOCK HOUSE (Frank Lloyd Wright)
これも遺跡のような固く重い外観。
アメリカではライトの作品は既に歴史的建造物として一般の人にも受け入れられています。ある種アメリカのアイデンティティともなっているような。だから入場制限もしているし。重要文化財とか国宝みたいな扱いでしょうか。この流れは現在、ケーススタディハウスにも続いていっているようです。。
帝国ホテルで忙しいライトに代わって、シンドラーとロイド・ライトが中心となって仕事をまとめたそうです。この後、シンドラーは独立して、自邸を建てているが、それとの共通点が見えたりして面白い。(2段階の天井高。クリアストーリー。小さく区切られた外部空間など。)
中庭による室内の明るさが、それまでのライトの住宅と大きく異なっているように感じます。

STEALTH THEATER AND OFFICE COMPLEX 他 (ERIC OWEN MOSS)
直線的な斜めの要素が外観に変化を与えている。でも室内を見ると重力があるからやはり床はフラット。人は垂直に立つからでしょうか。そこに安心感があるような気もします。建築における垂直な要素というのは、構造的な工法的な合理性だけでなく、心理的な安心感も与えているのではないか、斜めの空間に身を置くとそんなことを考えます。
ガンダムの世界のように無重力状態ならもっとこのような斜めの形式が生きてくるのかもしれない、とか考えます。重力下で重力に無関係に自由な動きが出来るのは、音とか光とか視線とか、そういった要素でしょうか。
個人的には、直線的な斜めの要素が入り乱れて構成された建築は見た目は面白いけど、なぜかそこに長く留まりたいという気が起こりません。理由はよく分からないのですが。本能的なものなのか、経験の蓄積による慣れによるものなのか。あるいはその形態がスピード感を感じさせるからなのか。
作品を見る限り、外観の派手さは内部にはあまり反映されていないように感じます。内部空間はやはり性能上なのか、従来の要素を用いているように見えます。その点では、クールハースの内部空間とは異なっているように思います。だから、ERIC OWEN MOSSの形態は装飾でしかない、と言ってしまったら怒られるかなあ…。周辺環境に変化や活気を与えるということはあるかもしれないのですが。でもそれは、慣れてしまったらおしまいのような気も。消費されるデザインというか。
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by ogawa_audl | 2005-07-05 16:43
2005年 07月 01日
Jun 30 in Los Angeles
今日は車で走り回った一日でした。

ロスは広い。
今日はロスの中心部(といっても明確な中心はないらしいのですが)、から離れた周辺部にある建築を見てまわろうと計画。

でも細かい地図がなかったため、近くには行けるのですが、そこからが問題。迷いまくっていました。「アメリカ建築案内」だけでは全く頼りにならない。事前にネットで細かい地図を調べておくべきだった。でも近くに行ってから現地の人に聞いたりしてなんとか行くことができました。

でも移動距離が長くて疲れます。初めての街でカーナビなしのひとりの運転がこんなにしんどいものかと思いました。この街は旅行者には優しくない街です。
海沿いを走る道はとても気持ちがよかったのですが。

今日見たのは、以下のようなもの。

WAYFARERS CHAPEL (Lloyd Wright)
巨匠ライトの息子さんも建築家で、名前はLloyd Wright。実はさらにその息子さん(孫)もこのチャペルの設計を受け継いでいるらしいです。
立地がすごいところで、海のすぐ近くのがけの上に建っています。30°と60°を基本として構成されています。チャペルはほぼガラスで覆われていて、内部からは木に囲まれた印象を受けました。デザインは、巨匠ライトをさらに有機的にして大ざっぱにしたような感じ。ちょっとごてごてして見えるのは僕の好みでしょうか。

LOVELL BEACH HOUSE (Rudolph M. Schindler)
これも立地に驚きました。目の前が200メートルくらい続く砂浜とその先の波打つ海。まずはあの壁柱と持ち上げられた3階が印象的。敷地に来ると、壁柱の開口部が、海と呼応しているのだとよくわかる。視線も風も抜ける。
ライトをシンプルにしたような細かなデザインが面白い。やっぱ影響はあるんだろうな。
勉強不足なので、これ以上の込み入った感想はここでは控えさせてください‥。

DIAMOND RANCH HIGH SCHOOL (Morphosis)
遠かった‥。茶色く乾いた山の上にあります。建築も乾いた印象。主にシルバーのガルバとコンクリートで構成されています。斜めの線で構成されたモーフォシスらしいデザイン。斜めに覆いかぶさった建築要素によって、屋外の通路が中庭的な囲まれ感を生み出している。見た目の面白さ、つまり彫刻的な面白さはあるけれど、空間としてはどうなんだろう?と考えてしまう。

GAMBLE HOUSE (Green & Green)
P&GのGのほうの方の邸宅だったところ。およそ100年前の住宅です。
なんだか住宅としてのスケール感が、大きく感じられました。モデュールとかどうなんだろうか。梁や石の部分に丸みを持たせたデザインが印象的でした。
時間がなくてざっと見ただけです。

MILLARD HOUSE (Frank Lloyd Wright)
ブルーシートがかかっていました。外からちらっと覗くだけ。でもテキスタイル・ブロックが見れたのでまあ、いいかなと。遺跡のように見えました。

ART CENTER COLLAGE OF DESIGN (Craig Ellwood) は、なぜか道が封鎖されて行けなかった・・。かなり時間をかけて探したというのに。

道に迷ってなんか移動時間ばかり長かったような…。ひとりで運転していると音楽を聴くくらいしかできないわけで。しかも知らない道なので標識を食い入るように見なければならないし、ロスの車のスピードは渋滞時以外は速いですし。苦労の連続でした。

ロスでひとりで建築見るのって予想以上に大変です。Sue先生もSuna君もよくやられたよなあ、と尊敬してしまいます。

明日はもう少しうまくやらねば。
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by ogawa_audl | 2005-07-01 12:49
2005年 07月 01日
Jun 29 in San Diego
アクシデントから始まった一日。

朝気持ちよく目覚め、ドアを開けて部屋から出ると、同じ部屋を使っていたひとから声をかけられた。昨晩、財布から現金が抜かれたという。慌てて自分の財布も確かめると、あったはずの20ドル札が何枚か無くなっている。同じ被害にあったようだ。幸いなのはそのほかのものは全て無事だったということか。彼の意見では夜中に外部から誰か入ってきたのではないか、ということ。最後に部屋に入ったひとがドアをきちんと閉めなかったようだ。
異国での長旅、何も起こらないとは思っていなかったが、ついに来たか、という感じ。
改めてセキュリティに関して身を引き締める。自分の身は自分で守らねば。でもくやしいなあ。あの金で美味いもん食えたのになあ、とか考えてしまう。

当初は気候など印象のよかった街だったが、後味悪くSan Diegoを後にする。

アムトラックでLos Angelsに移動。この電車、ずっと海沿いを走るのできれいな太平洋とビーチを眺めることができる上、各座席にはコンセントの電源もあるので、3時間弱の移動中、パソコンをつけて昨日のことをまとめていました。快適な車内です。ロスまで30ドル。

ロスのユニオン駅に到着。空の青が少し薄くなった。まず車をレンタルする。ロスではこれまでのように地下鉄とかバスとかでどこでも行けるわけではないので。去年の秋にアメリカへ来てから初めての運転が初めてのロス。カーナビも無し。緊張。でも仕方ない。これがロスでの当たり前の姿。車で移動することを前提に作られたような街。最も20世紀的な街と言えるかもしれない。でも21世紀的かと言われると、どうなんでしょうか?
「場所に聞く、世界の中の記憶(鈴木博之著)」の中でのあるヨーロッパ人の言葉で、「アメリカには都市がない、都市と言えるのはボストンとニューヨークとニューオーリンズくらいなものだ」という一節があるが、とりわけロスはそこから最も遠い街だろう。
車を走らせていても、風景を見て行き先を判断するというよりも、フリーウェイに見えてくるサインに従って機械的に車を走らせるだけ。

地図を片手に何とかホテルに到着。やや郊外にあるホテル。周辺の景色は日本の郊外のロードサイドショップにそっくりだ。顔のない土地だなあ。

明日からの予定に関して、事前に道をしっかり調べておかないと、とんでもないことになってしまうと実感。渋滞も多そうなので、どれだけ回れるかわからない。
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by ogawa_audl | 2005-07-01 12:47