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2005年 05月 20日
日常
最近ここに書く内容がネタ切れでして・・。

今日は、平日の木曜日ですが、午後からのランドスケープの授業が休校なので、
一日フリーです。珍しい。

現在朝ですが、昼間は少し出かけてみようかなと思っています。
たまには外の空気も吸わないといけない、ということで。
夕方からはスタジオに篭もるわけですが。

昨日から、日本から取り寄せた本を読んでいます。
sue先生から勧めていただいた齋藤裕さんの「建築のエッセンス」。
この本、すごい。
中身が盛りだくさんです。でも決して浅くない。
素材のこと、色のこと、光のこと、感覚のこと、などなど。
齋藤氏についてのイメージががらっと変わりました。
カーンやバラガンやスカルパの作品集を出しているかと思いきや、
様々な素材に対する知識や歴史に関する知識がとんでもなく広く深い。
そこに至るまでの行動範囲とエネルギーを考えると驚いてしまいます。
真の旅人だなあと感じます。

相変わらずシアトルの天気は山の天気のように変わりやすく、雨→晴天→雨・・が
一日のうちで何度も入れ替わります。その分、雨上がりの緑はいつも輝いていて
美しいわけですが。下の写真は大学への行き帰りでいつも通る道。
緑の光のトンネルです。入った瞬間別の空気が流れています。これも優れた空間。
以前藤本さんがコンペで木々の下にガラスのハコを置くというような案がありましたが
あれはありだなあ、となんか納得しました。
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次にこの写真は大学のSuzzallo図書館の読書室のひとつ。天井が高い緊張感の
ある部屋です。
みんな自然と静かにしてしまう。僕は逆に落ち着かないわけですが・・。
ステンドグラスからの光がきれいです。
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昨日のスタジオの授業の時間は、アンソニーの事務所へ。
素材のサンプルを見たり、プレゼンの事例を見たり。
大学にもサンプルをたくさん集めている部屋があってもいいのになあ、なんて思います。
あとは、様々な珍しい本を見せてもらいました。
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今回のスタジオでは、普通のプレゼンに加えて、各自で「本」をつくることが
アンソニーにより求められています。
修士設計でも本を作るから、練習になるしいいよ、みたいなことを言われましたが、
きっと彼が本が好きなので、それによるところが大きいような・・。
楽しそうではありますが、プレゼンが2倍になったような気もしています。

ところでAUDLのブログのほうが急に活発になっていますね。
今まで発言したかったけど、きっかけがなくてなかなかできなかった、
というわけだったのかなあ。
あるいはima!君の見えない圧力か(笑)。
ようやく本来のイメージになってきたのではないでしょうか。
みんな異なった視点からいろいろ感じていて読んでいておもしろいです。
金沢の美術館は、帰国したら行くつもりでしたが、ますます楽しみになってきました。
個人的にはあの構成に加えて、ガラスという素材が持つ可能性について
考えてみたいなあ、と思っています。それから、その場に立ってみて、
10年後、20年後の姿がどのように想像できるかということも。

帰国前には、2-3週間かけて、アメリカの都市をいくつか見てまわろうと思っています。
その様子は、またここで紹介しようと思います。
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by ogawa_audl | 2005-05-20 01:33
2005年 05月 15日
13日の・・
金曜日、すごく久しぶりに、地震の避難訓練のようなものを体験してしまいました。
大学の外から指導員のような方が来ていたりしていました。
机の下にもぐったのはいつ以来だろう。まわりも結構な年齢なのですが、皆
苦笑いしながらもちゃんとやっていました。

考えてみれば、シアトルも環太平洋造山帯に含まれていて、日本ほどではないけれど、
地震が起こる地域です。周辺には火山もありますし。
でもたまに見かけるのですが、日本に比べてRCの柱が細いものも見かけます。耐震基準は
やはり日本のほうが厳しいのでしょうね。

夕方、アメリカ人の友達にお腹空いてない?ご飯食べに行こう。
と言われ、その後気づけば飲み会のようになっていました。
おかげで今朝は久しぶりに軽い二日酔いです。でもアホなことから真面目な話まで、
いろいろ話して楽しい時間でもありました。
アルコールが入ると、いつもより英語がスムーズに話せるような気がするのは不思議です。
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by ogawa_audl | 2005-05-15 06:01
2005年 05月 13日
息抜きに・・
昨日、数週間前に日本のアマゾンに注文したものが届いたので、
授業のない今日の午前中にその中のひとつ、
「僕らはこうして建築家になった。/ 国広ジョージ」
を読みました。
共通して海外留学した経験を持つ若手の方々の体験談です。
今や有名になった方も、留学前に語学の準備したり、
でも始まってみたらやっぱり苦労したり、
というのを経験してるのを知って勇気付けられました。

英語の表現力がもっとほしいと思う今日この頃。
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by ogawa_audl | 2005-05-13 15:39
2005年 05月 07日
stones
現在のスタジオ、以前お話しましたが、ART BOOK LIBRARY というテーマで、
敷地はクールハースの図書館に程近いシアトルのダウンタウンです。

毎週月水金の午後がスタジオの授業の時間なのですが、講師のアンソニーは、
毎回数冊の本を持ってきて紹介してくれます。学生とのやりとりのなかで出てきた話から、
役に立ちそうなものを選んで次の授業のときに持ってきてくれる、という感じです。
学生はその時間に好きなように手にとって見ています。

僕は今回のスタジオで、素材に石を使うことを早くから主張してきました。その理由は、
NWで最近増えているガラスのビルに少し飽きてきていたので、少し違ったイメージのものを
提案してみたかった、というのと、今まで石をメインに使って設計したことがなかったので
ちょっと面白そうかなあというのがあります。ディテールを描くことも求められるので、
素材の表現もしやすいというのも理由のひとつでしょうか。
ノースウェストは森と湖と岩という先入観があったため、それが影響しているのかも
しれませんね。できればこの地域からとれる素材を使ってみたいので、それについても
現在調査中。

で、アンソニーもそれに反応して、昨日は石の素材について扱っている本を紹介して
くれました。
その中で気に入った本を少し紹介します。

new stone architecture / David Dernie
new vernacular architecture / Vicky Richardson

僕はnew stone・・のほうが特に気に入りました。内容は石を素材として扱った
比較的新しい作品が様々な国から集められており、ディテールも載っていてわかりやすい。
さっそくアマゾンで注文しました。
石の素材に興味がある人はちょっと手にとってみてください。おすすめです。
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by ogawa_audl | 2005-05-07 22:04
2005年 05月 07日
トーキョー
昨日スタジオの学生と話していて、夏に日本に少しだけ滞在するとのこと。
UWのサマープログラムのひとつで、台湾で1ヶ月ほどスタジオの授業があるらしい。
その帰りに数日だけ日本に寄り道するらしい。
東京に行くことがことのほか楽しみなようだ。’トーキョートーキョー’と唱えていて笑えた。
僕は京都とかにいくほうがおすすめなのだが、東京しか行く時間がなさそうだ。
彼女たちが抱く東京はどうやら映画’lost in translation’のイメージが強いよう。
以前にもデンマーク人からその映画のことを話題に出されたことがある。
この映画は、この世代の外国人が抱く東京のイメージとしてのバイブルになっている様子。
あの映画の中の、非日常的な、ややエキセントリックなところに惹かれるのだろうか。とくに夜の東京。
あれがすべてではないんだけどね。いい意味で期待はずれになってほしいなあ。
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by ogawa_audl | 2005-05-07 00:25
2005年 05月 01日
GOLDEN SATURDAY
日本ではゴールデンウィークですね。アメリカには当然、影も形もありません。
でも僕は純粋日本人なので、その習慣を少しでも味わいたい。ということで土曜の今日一日だけ
ゆっくりしようと決め込みました。

先週くらいから体調が余りよくなかったのですが、そんなことは言っておれず、スタジオの
準備に追われていたので、喉の調子がやや悪化。昔から体に無理をさせると咳が出始める
というやや厄介な体質なのですが、それも同時に加わった模様です。
ということで、今週は少し健康に気遣ってみようと思い、まずは医食同源とか思いながら
インターナショナルディストリクトにあるスーパー宇和島屋へ買い出しに行くことにしました。
このスーパーは日本食材がほとんど手に入るというスバラシイお店で、紀伊国屋とかも
入っています。BGMはずーっと日本の歌謡曲が流れています。ちょっと昔の。globeとか。

昼ごろに、大学のエリアからバスでダウンタウン方向に向かって出発したのですが、
あまりにも天気が良かったので、衝動的に目的地の宇和島屋に着く手前で途中下車して
街をうろうろ散策しました。
無目的で歩く街というのも、たまにはいいものです。今日は海も対岸の島もきれいに見えました。

最初に行ったのがPIKE PLACE MARKETというところ。ここには、にぎやかな市場が店を
連ねていて、スタバの一号店などもあります。朝から何も食べてなかったので、まずは
イタリア料理店でピザを食らったあと、市場で試食したベリーが甘くてなかなかいけたので
誘惑に負けて購入。

次に行ったのがPIONEER SQUAREというところ。ここはシアトルでも歴史の古い地区で、
レンガ造りの古い街並みや、大きく育った街路樹の緑がきれいです。バーやパブなんかが
多いところでもあります。ここで見つけたELLIOTT BAY BOOK COという本屋が
なかなかよかった。古いレンガ造りの建物をそのまま使っていて、品揃えもなかなか。
レンガ造りの壁やアーチがむき出しの内部の雰囲気が気に入ってしまいました。
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by ogawa_audl | 2005-05-01 16:20
2005年 05月 01日
MID REVIEW
金曜日の午後にスタジオの中間発表がありました。
これまで受けてきたスタジオに比べて、要求されるものが多かったため、準備できるか
ひやひやしていましたが、徹夜して模型を作ったりしてなんとかかんとか・・という状況でした。
内容もデザインも、ようやく講師のアンソニーにも理解してもらえたようでした。
中間にしては結構がんばって模型を作ったので、それが功を奏したようです。
講評に来た建築家やエンジニア、そしてスタジオの学生からの反応も上々でした。
得体の知れない新入りの日本人をようやく理解してもらえたのではないでしょうか。
僕自身も、ほかのメンバーのそれぞれの個性を理解できたように思います。
ある学生(ナタリーポートマン似)に、お金があったら設計をお願いしたいな、とか言われたのは
嬉しかったですね。

これまで毎回スタジオの発表の時には、会話や指摘から、少なからず自分が
日本人であることによる違いを発見するのですが、今回も小さな発見がありました。

今回の設計を始めるにあたり、要求されるプログラムに加えて、自分では当然のように
敷地や周辺環境のこと、あるいは土地のことなどをもとに全体をまとめていったのですが、
それがどうやらほかの学生のアプローチとはちがっていたようで、目立って見えたようです。
自分にとってはふつーのことをやっただけなので、それを終わってから一人の建築家の方に
言われて、
「へ???」
と思ったのですが、あとで思い出してみると、ほかのメンバーのアプローチは、
与えたれた敷地の中で、要求されたプログラムをどのようなアイデアでまとめてゆくか、
というところに意識が集中されていたような気がしました。
たまたま今回のメンバーがそうだっただけなのか、それともこの地域あるいはこの国の
設計にあたるアプローチがそうなのか、それはまだ定かではありませんが。
でも密集した日本で設計するときには、否が応でも周辺環境を読み込まなければならない
ので、そういうことを当たり前に思っていたのは事実ではあります。
おそらく、アメリカ人とヨーロッパ人の間にも、これと同様のアプローチにおける違いが
あるだろうと予想します。

そういう意味ではアメリカは特殊な国なのかもしれません。
その特殊な国のひとたちが自分の「常識」が世界の常識だと思ってしまっていることが、
いろいろなところで起きている問題につながっているのかもしれませんね。

一晩明けてみて、現時点で一応は完成したように見えるものを、あと1ヶ月ちょっとで
どう壊そうかなあと、思案中です。そのままの方向で行くのか、それともあえて一度
リセットして考え直してみるか。
試しに一度今回のものを忘れてしまってさっぱりした状況で再びアイデアをまとめてみるのも
おもしろいかなと、今は考えています。また何か新しい発見があるかもしれないので。
今回のスタジオの進行状況が、ときどき遊びに来るほかのスタジオの学生が驚いてしまう
くらいに早かったのでしんどかったのは事実ですが、そのおかげで今はリセットして考える
余裕が生まれているのも事実です。これがアンソニーのやり方何なのだろうなあと思います。
それに、僕にとっては、新しいアイデアを考えながら日常の生活をし、スケッチブックに
好き勝手にアイデアを描いている時が、設計の中で一番好きな時間帯でもあります。
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by ogawa_audl | 2005-05-01 15:22