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2005年 04月 24日
睡眠アリガタシ、学ナリガタシ・・
風邪には睡眠が一番のようで、超朝型の自分には珍しく、9時くらいまで眠ったら、体調がかなり回復し、少し安心です。

この眠るという行為を考えると、おそらく太古の人間も21世紀に生きる自分も、その眠っている間の状態は大して変化していないのだろうなあ、とふと考えました。
一方で、起きている時間、つまり昼間の活動は、かなり大きく変わってきているように思います。おそらく現在最新だと思っている生活スタイルが、数十年後には古いものになっているのではないでしょうか。でも、寝ているときの状態は大して変わっていないんだろうと想像します。
逆に言えば、昼間のカタチはめまぐるしく変化しているとも言えるのではないでしょうか。そういえばモダニズムのイメージとして描かれたパースの多くはいつも明るい昼間の姿だったような。そして今後も新しい技術や思想が生まれる度に、昼間の生活は変化していくのでしょうか。

でも朝陽と夕陽に染まるわずかな時間の感動と、眠っているときの安心感は時間を越えても、きっと変わらないのだろうと思います。そしてそれは海を越えた異国の地でも同じでした。

ということで十分に寝て回復したので、次はスタジオにこもらなければ・・。
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by ogawa_audl | 2005-04-24 13:25
2005年 04月 23日
Friday Night Fever ?
デンマーク人の友達に、彼のバースデイパーティに誘われたので、行って来ました。
彼のアパートの一室に20人くらいがどやどやとやって来て、大音量で音楽がかかる中、ビールのビンを片手にそれぞれ好き勝手にしゃべった、という感じでしょうか。ドアが開けっ放しだったけれど、まわりの部屋からは苦情とかこないのだろうか、とか冷静に考えてしまいました。金曜の夜だから、許されてしまうのかもしれません。こちらでは、「金曜の夜=パーティ」みたいなようなので。

氷が浮くバスタブにはビールがたくさん沈んでいて、日本の祭りの出店を思い出しました。でもここって普段体を洗っているところだよなあ・・と一瞬頭をよぎったものの、それ以上想像するのはあえてやめておきました。

タダでビールその他簡単な料理を頂くし、一応プレゼントも持って行かねば・・・といっても、そんなものじっくり選んでいる暇はなかったので、何かのためにと、日本から持ってきて部屋においてあった純日本グッズを詰め合わせて、間に合わせました。逆にオリジナリティがあってよかったようです。とても気に入ってくれたようでした。持っててよかった日本グッズ。欧米のひとたちからすると、日本はかなり魅力的に映るみたいで、日本に行ったことがないひとには、「帰国のときにスーツケースで一緒に運んでくれ」とか言われたりします。日本に行ったひとも、すごく気に入って帰ってくるようです。こういうのを聞くと、なんだか嬉しいですね。

日付が変わる前に、主役に声をかけて少ししゃべってから抜け出してきました。数日前から風邪気味で立っているのがだんだんしんどくなってきたので。来週スタジオの中間発表があるので、ここで寝込むわけにはいかないですし。そして要求されているものが中間発表にしては普段より若干多いので、この土日は休まず進めないと間に合いそうにないような気がしています。黄色信号がちかちか。
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by ogawa_audl | 2005-04-23 16:41
2005年 04月 21日
PETER MILLER
ダウンタウンのアメリカ建築家協会(AIA)シアトル事務所の近くにPeter Millerという建築・デザイン関連本の専門店があります。昨日午前中の空いた時間を使って行って来ました。
驚くのは、日本の本が結構あるということ。とくに雑誌が多いでしょうか。a+uとかjaとか。日本語に加えて英語のテキストも併記されているからでしょうね。ときにはカーサブルータスなんかも見かけましたが。日本では今では手に入らなさそうなバックナンバーがあったりして、人によっては日本で探して手に入らなかったものがアメリカで見つかったりとかもありそうですね。僕も自分が建築を学び始める以前に出版されていたSverre Fehnの特集号を購入しました。最近、詩的で素材の見える作品に興味が向いているようです。
でも値段は日本で買うよりも高めなので、普通にネットで手に入るものは、そっちのほうがずっと安いですね。海外ものは、日本のほかには、ドイツ、オランダ、スペインなどの建築雑誌が多いように見えました。

レジでお金を払うとき、店員さんは上品な感じで日本人っぽいなあと思っていたら、日本語で「日本の方ですか?」と声をかけられました。日本製の本を購入し、下手くそな英語を話しているのでバレバレだったのでしょう。その場で少しお話しましたが、彼女もUWでアートを学んでいたそうで、そのときに神戸大からの交換留学生の方とお友達になったそうです(確か音響の研究室の方だったらしいです)。その後、そのつながりもあって、六甲山とかにも行ったことがある、と楽しそうに話していました。ちなみに彼女はアメリカ生活が長いそうです。さらに付け加えると、彼女のご兄弟が日本で建築の仕事をしているそうな。

シアトルには日本人が多いと言われますが、最近めったに日本人に会って話すことがなかったのですが、たまに会ってお話したひとが、こんなに共通点のあるひとだとは、不思議でした。
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by ogawa_audl | 2005-04-21 13:13
2005年 04月 20日
夜のUW探検
昨晩、本でも読もうかな、と部屋にいたとき、スタジオの友人Martinから電話がかかってきて、
「映画を見に行こう」
と突然誘われ、どこで?と聞いたら、「図書館で」という返事。しかもそのときすでに夜の9時。
僕はそれまで全く知らなかったのですが、24時間開いている図書館があって、そこでは
DVDの貸し出しなどもあり、映画が無料で見られるそうです。
結局見たかったものが借りられていたので、大学の中をぶらぶら散歩。
Martinはシアトル出身なので、子供の頃からUWには遊びに来たりしていたらしく、
施設についても良く知っています。

その後、レッドスクエアという広場でわいわい騒いでいる大集団を横目に、
HUBという建物の地下に向かいました。
そこではボーリングやビリヤード、卓球などができるとのこと。彼は子供の時によく来ていた
らしいです。
着いてみると、日本のちょっとしたゲームセンターのようでもありました。
グランド六甲のような。
着いたのが遅くて、ここでも目的は達成できませんでしたが。

博物館や美術館、アメフトのスタジアムも含めて、外部に開放された施設がたくさん
あるもんだ、と感心しました。街に対して開いている大学という印象を改めて感じました。
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by ogawa_audl | 2005-04-20 01:22
2005年 04月 17日
設計事務所訪問記(全部漢字だとなんか固いな・・)
昨日のスタジオの授業は、担当の先生(アンソニー)の事務所訪問、といった感じでした。
メインはパートナーの構造エンジニアによるお話でした。名刺によるとARUPの方ですが、個人でも動いているようです。

事務所はダウンタウンを海の方に向かって坂道を下ったエリアで、一見すると坂道と海岸沿いの高速道路高架に挟まれて、ややダークな印象ですが、周辺ビルの一階にはデザイン系のインテリアショップなどが集まっており、その上階に建築やその他デザイン系の事務所が集まっているようです。ビルはどれも古く中層規模ですが、内部をうまく改装して使っていました。事務所の内部は壁を白く塗り、大きな窓からは外の街路樹の緑が見えて気持ちのよい場所でした。内部の共用の廊下は、ちょっと昔の小学校みたいな印象で、親しみを感じました。そしてそこから海側を見るとすぐ目の前を車の残像がビュンビュン走っているという状況が非日常的でした。シアトルでも神戸のように海沿いを高速高架が走っているのですが、神戸よりももう少し規模は小さくて古いもので、近い将来地下に埋められるそうです。これによりダウンタウンのどの坂道からもさえぎるものがなくなり、海がすっきりと見えるようになるのでしょうね。

構造の話の後は、担当教官のアンソニーの過去の作品をスライドで見ました。80~90年代はアメリカの経済状態が良くなく、実際に進んだプロジェクトが少なかったそうですが、このころにやっていた実験的なプロジェクトのほうが面白いと感じました。そして彼も様々な変化を経てきていることが作品を通して感じられました。でも、それにしてはちょっと現在の作品が普通すぎやしないかなあ、というのが感想です。NWの外からきた人間なのだから、もっと違うやり方を提案してもいいのでは、と思ってしまいます。結局現在のNWのデザインに納まってしまっているのがやや不満でした。

そういえば、前回のスタジオのときに、NWの地域性と建築について彼と話したのですが、彼から出た解答は、雨や湿気や日光のことだけで、それでは結局現在のガラスの建築になってしまい、それをこえることはできないと感じました。それに彼はそのような現在のガラスを多用したNWデザインを疑いなく受け入れているようでした。そのようなものを詩的であると感じるか、と質問したら、即答で「感じる」と言われてしまいました。確かに気候に対する解答としては正しいのですが、でもそれだけでおしまいなのか、という気がしています。自分が日本でガラスのビルに見慣れてしまっているから素直に賞賛できないのかもしれませんが。あるいは本当に優れたガラスの作品を自分が見ていないのかもしれません。

このNWの傾向をもっと顕著に表しているバンクーバーを見に行けば、何かを発見できるかもしれないし、そこで感じられるものがなんら変化のないものであるならば、現在のNWのデザインに関してはとりあえずそこまで、とも思っています。

要は、現在のNWの傾向にちょっと不満なわけです。
そして、現状になんら疑いを持たず、枠組みの中で満足してしまっているこの地域の建築家たちにも・・。ガラスを使うにしても、もっといろいろなやり方があると思うのですが。
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by ogawa_audl | 2005-04-17 02:14
2005年 04月 10日
ある晴れた休日
久しぶりに宿題も少なく、天気もいい土曜日、ということでふらりとベルビューへ。
S.ホールのベルビュー美術館を見物に行くのが主な目的です。
ベルビューは、UWからバスで20分くらいのところのシアトルの衛星都市のような街です。
美術館は、現在は閉鎖されていると聞いていたので、まあ、外観だけでも、と思って行ってみると、案の定内部には入れませんでした。でもこの春に再オープンするようなことが書いてあったので、またそのうち来ないとな、と思いながら外をうろうろして写真を撮っていました。
この建築も内部がメインのような気がするので、外から見ただけでは想像するしかなく、少々消化不良です。

その後、近くの本屋さんにぷらりと入って、当たり前のように建築本のコーナーを探す自分が・・。
こんな小さな街の本屋さんにも建築本のコーナーがあるあたりが、日本とは違うなあと思います。それもミーハーな本以外にも結構固い本も置いてあります。一般の人も読むのか、それとも建築関係者が多いのか、どうなのでしょう?

そこで衝動買いしてしまった本がコレ。
PHAIDONの10 x 10_2: 100 Architects 10 Critics 。
でっかくて分厚い本ですが、装丁もオシャレで素敵です。

そのまま本屋の隣のあまり美味しくないイタリア料理店でお昼を食べつつひと通り見てしまいました。それにしてもなんでアメリカのパスタはどこで食べてもふやけているのでしょう?美味しいパスタが食べたいです。

さて、本の内容は、世界中の若手建築家の作品を中心に脈絡なくざーっと集めたような本です。
巨匠の作品は雑誌などで目にしますが(別にこの本に載っている人が巨匠じゃないというわけではないですが)、それとは違ったやや小規模な作品が集められており、現在(あるいは今後)の世界の建築デザインの潮流をざっと把握するにはいいのかもしれません。図面は少なめですが、そこはこの本の趣旨からはしょうがないでしょう。
同じ系統のデザインが、国籍に関係なく様々な地域でなされているところは情報のグローバル化、あるいは教育のグローバル化によるものなのでしょうか。
個人的には、自分が惹かれるデザインがどんなものなのか、あらためて客観的に把握できたのがよかったかな、という感想です。そして現在のデザインがいくつかの系統に分けられることも再認識されました。別の言い方をすれば、様々なデザインが受け入れられて(評価されて?)いる時代と言えるのかもしれません。オリジナリティという面では、日本人の建築家にそれをやや感じました。ほかよりも内容を知っているため贔屓目で見ているのかもしれませんが。
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by ogawa_audl | 2005-04-10 08:20