2004年 11月 13日
mid review(studioの中間発表)、施主プレゼ、workshopなどをばたばたと終えて、ようやく一息つく時間がとれました。 7日の夜にカラトラバの講演に行ってきたのですが、1時間前から並んだにもかかわらず、本物を生で拝むことができず、隣の部屋でビデオで見る羽目に。どうやら予想以上に人が集まりすぎたのと、並んだ順番が守られなかったことによる大混乱が原因のようです。無料でしたし一般の方も多く来られていたため1000人以上来ていたように思います。内容は、一般向けということもあって、スライドやビデオを使っての近作の紹介が中心でした。展覧会場の内容とほぼ同じだったので驚きは少なかったのですが、講演後の質疑応答のやりとりが面白かったですね。講演後はテンションを上げたまま、当然のように再びスタジオへ行き翌日のmid reviewのためにそのまま徹夜でした。 mid reviewはどんなものかと身構えていたのですが、思ったよりも小ぢんまりとしてアットホームなものでした。昼ごろスタジオに数人の教授が来られて、軽く飲み食いしながらプレゼをし講評をいただくというものでした。夕方終わりごろになるとワインも飲みながら、というなかなか楽しい時間でした。 そして10日には再びYakimaというところに施主プレゼとworkshopに出かけました。前回はコミュニティホールや住宅配置などが中心でしたが、今回は各自が提案するモデル住宅のプレゼと、住民との住宅設計のworkshopでした。以前神戸で行ったworkshopと比較すると、こちらでは誰もが臆することなく次々に発言するので、活発な意見が出やすくスピーディーだったように感じます。さすがしゃべってナンボの文化圏ですね。 ↓施主プレゼの様子 ↓ワークショップの様子 その晩はホテルに一泊し、翌日はVeteran’s Dayとかで休日だったので、少し寄り道をしながらシアトルへ戻りました。 ↓早朝ホテルの近くを散歩していて見つけたbarn(納屋)です。霧の中で幻想的でした。広大な大地の中にぽつんと建つ孤独な佇まいに、どことなく哀愁を感じます。開拓時代の孤独な開拓者と大地との関係を表しているかのようです。barnはアメリカにおけるバナキュラー建築の代表的なものだと思います。
by ogawa_audl
| 2004-11-13 23:28
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