2007年 04月 08日
いっこめ 「water-skin」
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その土地で得られる資源を最大限に使うこと

雨が多く緑は育ちやすい。曇った日が多くて日差しは弱い。風はさほど強くない。
シアトルでは、水と緑と考えました。

そこで、ある構造システムを考案。

アルミの軽構造 + 雨どい + スクリーン + パーティション + 庭(畑) + 水質浄化フィルター

を全て備えたシンプルな壁で全て建物を構成してしまおう、みたいな。

↓コンセプトイメージ
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↓ディテールの一部
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内部の機能も、このシステムから
スパ/レストラン/コミュニティスペースに。

天井は鏡面ステンレス仕上げで日中の光を反射させてエネルギーを節約。
壁に生える植物は夏はより大きく育ち、日差しをさえぎる役割もする。
植物は夜間の照明でも光合成をすることにより、生育を促される。
スパでは壁に育ったハーブをちぎってお湯に入れる人もいたり。
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レストランでも壁で育ったオーガニックな食材を一部使ってみたり。
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敷地はシアトルのダウンタウンからも近く、最近開発が進むレイク・ユニオンの南の底。
この湖はボートハウスという水に浮いた住宅が有名な場所だったりします。
でも現在はボートハウスの新築は認められておらず、また完全なプライベートなエリアで
陸からは桟橋に入らないように注意書きがされていたりします。
このエリアに水に浮いたパブリックな場所も用意したいというのもありました。
エントランス兼パブリックスペースを加えました。
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かつてサーモンも泳いでいたこの湖も水質は悪化している。特にこの湖の南のエリアは。
ということで、水生植物もこの構造システムの水面近くに取り付いて、周辺の水質浄化をする、
というプログラムも加えました。使用した水も、いくつもの中庭に設けられた5段階の植物による水質浄化システムできれいになるという仕組み。水に浮いている建築です。
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ユニオン湖では、元旦や独立記念日に花火があがり、市民に楽しまれています。
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全体の形は、水に浮いた花のメタファ。
水に浮かぶ水質浄化の’花’が増えていくことで、将来的に湖もかつての美しさをとりもどしたらいいというのが大きなストーリーのひとつ。
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(計画立案:Kさん、 Sさん、 Tちゃん、私)
(製作:Tちゃん、私)
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by ogawa_audl | 2007-04-08 12:06


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