2004年 10月 06日
授業開始から一週間
 やや忙しくなってまいりました。
 僕が現在登録しているクラスは、Design Studio, Architectural Illustration, Architectural Lighting の3つです。Design Studio が週に3回、Architectural Illustrationが週に2回、Architectural Lightingが週に1回です。あと、登録はしていないのですが、American Utilitarian Architecture という授業に聴講生として、英語の勉強もかねて週2回出ています。Design Studioを除けば、どのクラスもだいたい2時間程の授業です。
 Architectural Illustrationは手描きのスケッチとかドローイングを習うクラスで、現在はペンを使って建築写真を写すというようなことをしています。その作品を仕上げるための多くは宿題になりそうです。学生は20人くらいいます。
 Architectural Lightingは当初の思惑とは異なり、講義中心で、リーディングとレポート的な宿題が出ます。今回のレポートは、自分の気に入った内部空間を昼と夜の二回訪れて、その光の違いをスケッチを含めて分析せよ、みたいなものです。シアトル周辺の空間内部とかまだあまり知らないので、クールハースの図書館でやろうかと考えています。そこには何回か足を運んでいますし、何か新しい発見があればおもしろいですから。この授業では、シアトルのダウンタウンにあるDaylighting Lab. というところで働いている方が非常勤で教えています。いずれはそのLab.にて実習などもするそうです。最終的には模型なども使って図書館(予定)をデザインすることになっています。学生は12人くらいでしょうか。
 American Utilitarian Architectureはアメリカの歴史をたどりながら建築を見ていくという感じです。正直なところ、現在の僕の英語力では内容が聞き取れていません・・スライドを見ながら進めるのでいくらか助かってはいますが。いつかすべてさらりと把握できる日が来ることを夢見ながら受けています。担当は年配の男性の教授で、一見すると怖そうなのですが、聴講のことや、日本から来たことなどを伝えているので、授業が終わるたびに「わからなかったらなんでもきいて」みたいな優しい言葉をかけてくださいます。しかし、正直なところわからないことだらけで質問できるレベルではありません・・・ああ情けなや。この授業を受けることにした経緯は、「とてもいい授業だけどこの教授はもうすぐ退官されてしまうから」とおっしゃるジェニファー・ディー先生という方(末包先生のお知り合い)の薦めで聴講することにしたものです。学生は8人くらいの少人数です。
 Design Studioは1人の教授と1人の非常勤の建築家の合計2名の先生が担当されています。内容は、既成の住宅地の空き地に、50~75戸の住宅とコミュニティーセンターを実際に建てるというもので、現在はその配置の案を6人の学生それぞれ1案ずつ作っています。斜面地ではないですが、少し上池田のときに似ているところがあります。駐車場が大きなポイントとなっていますし(いかにもアメリカ的なのは、1戸につき必ず2台分の駐車スペースを設けることになっています)。来週の水曜の晩に、都市計画のクライアントへのプレゼと、住民とのワークショップがあります。現在はその両方のための準備をしています。シアトルの中心から車で2時間半ほどかかるらしいので、その日はそこに一泊するらしいです(僕は次の日の朝からイラストの授業があるのですが、どうなるのかまだ不明です・・・)。最終的には、モデル住宅も設計して、採用されれば次の夏に実際に建ちます。ただ、コストの縛りがきついようで、思い切ったことができるかが気になっています。というのも、同じStudioのクラスのこの春の作品を見ても、ありがちな普通の住宅地(アメリカ版NTのようなイメージ)に仕上がっている傾向が見られるからです。それにどうやら、非常勤で来られている担当の建築家(50代くらいの女性の方です)の先生のこれまでの仕事はそのような一般的なアメリカの住宅を主にやってこられたようです。
 今は、「コストが安い = 既成のシステムによる再生産」 という既成概念をいかに打ち破ろうかと考えています。担当の先生方や施主とのやり取り(闘い?)が重要になりますが・・。現在の英語力で説得を試みるのは、やや無謀ではありますが、そこは事前の準備でカバーするつもりです。

 現在午後7時半ですが、明日の昼までにStudioの準備をしなければならないので、少し仮眠をとってから、夜中にスタジオに行くつもりです。疲労で脳が働いてくれそうにないので。こんなときは家が近いのがありがたいです。徒歩5分ですからね。
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by ogawa_audl | 2004-10-06 11:30


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