2005年 06月 05日
レビューのあった日の晩、緑が多い静かな住宅地にあるアンソニーの自宅で バーベキューパーティでした。13人の学生のほかに、結婚している学生は そのパートナーと子供もつれてきていましたし、レビューで講評してくれた建築家や エンジニアの方も来ていました。このオープンな感じがアメリカらしいですね。 アンソニーの自宅は当然のように彼が設計して建てたものでした。 3階建てで、外観は黒く塗った木とシルバーのガルバで、内部は白を基調としつつも天井は 木の構造をそのままむき出しにしてるという感じでした。 面白いのは、車のガレージで使うような、天井に沿って自動で持ち上がっていく扉が窓として、 2箇所、縦長のリビングを貫くように使われているところ。 こういう使われ方を写真ではみたことあるものの、実物を見たのは初めてでした。 これを同時に開けると、裏庭と表庭がリビングを完全に貫通するようです。 気密性が気になったので、聞いてみたら、シアトルは気候が温暖だし、冬の間も問題ない とのこと。内部の照明も凝っていて、実験的でおもしろい家でした。 さてパーティのほうはというと、リビングダイニングがある室内と、裏庭のデッキの上の テーブルとの主に2箇所に分かれてそれぞれわいわいとしゃべりながらアンソニーが 一人せっせと焼く肉と奥さんが作って下さったサラダやフルーツを食べつつワインや ビールや日本酒を頂きました。 学生は主に屋外のデッキを占拠していました。以前からあったと思われる巨大な木が裏庭に 覆いかぶさるように生えていて、緑に包まれたこじんまりと心地いい庭でした。 アメリカの一軒家に入ってみて分かるのは、メインのリビングの使われ方の重要なものの ひとつに、パーティがあらかじめ想定されているということ。日本の住宅におけるリビングに 比べてパブリックな要素が強いように感じます。例えばドアを開けたら玄関なしにいきなり リビングであったり(アンソニーの家はそうではないですが)、そのドアのとなりには、 道路から丸見えではないか、と思ってしまうような大きなはめ殺しの窓がついていたり します。土足の文化もそれに影響を与えているのかもしれませんね。 7時から始まって10時半くらいに終了。そして帰ったらそのままベッドで気を失う。
by ogawa_audl
| 2005-06-05 14:02
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