2011年 04月 25日
東京で一ヶ月が経ちました
シアトルで6年半暮らしてから帰国して、1ヶ月がたちました。
東京暮らしも1ヶ月です。
住むところも職場から徒歩10分の某若手建築家設計の新築アパートに決まり、楽しんでいます。
まだまだ足りない家具や、開けていないダンボールがあるのですが、それもこれから少しずつ。。
まだまだ旅行者のような、外国人のような感じが抜けきってませんが、
内側の人間になる前に、外側の人間として今感じることを大切にしたいなとも思います。

たとえば、東京は、屋外と屋内の区別が曖昧だと感じます。
アメリカでは、屋外と屋内がはっきりしていました。
ここから外、ここから中、ここから公園、ここから私有地、ここからお店、という具合に。
シアトルでははっきりしますが、シカゴやNYのような大都市でも同じ。

東京では、非常に狭い道が有機的に絡み合っていたり、
スケールの小さな建物が、異なるデザインで建て込んでいたりというところから、
屋外にいても、常に壁に囲まれている印象があります。
あるいは、色の違う家具に囲まれている感覚、といってもいいかもしれません。

それは物理的な関係に留まらず、人と人との関係性にも似たものを感じます。
面白いものです。

さて仕事のほうは、
帰国前から日本でやりたいと思っていたことが、結構できそうな雰囲気になってきたので
静かにわくわくしています。今はあまり目立ちすぎないようにしていますが。
うちのボスと考えていることややりたいことの共通点がたくさんあると感じたのもうれしい発見でした。

エリエル・サーリネン - エーロ・サーリネン - シーザー・ペリ - うちのボス
(フィンランド)       (フィンランド系アメリカ) (アルゼンチン)   (日本)
というデザイン遺伝子の流れもなかなか面白いです。エーロはイームズとの関係もあります。
サーリネンから曲線を使うデザインは受け継がれているなと感じます。
サーリネンは当時、プロジェクトによってデザインのスタイルが変わるので、
スタイルの確立したコルビュジエと比較されて批判されたらしいのですが、
サーリネンの意識としては、敷地周辺環境やプログラムなど様々な条件に最適な回答としての
デザインを毎回するようにしていたとのこと。これは現在では当たり前なのですが。

次の1ヶ月で今の自分でできることをやってしまって、
その後どっぷりと建築設計実務をやっていくつもりです。
日本でこれから学ばなければならないことは本当にたくさんあります。
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by ogawa_audl | 2011-04-25 07:22


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