2012年 01月 21日
調べ物をしていてちょっと発見したので紹介。 建築事務所のホームページで面白いと感じるのは、 Diller Scofidio Renfro とか Enric Mirallesとかあるけれど、たまたま見つけたRaphael Vinolyのページが新しくなっていた。スケッチを描く手元だけを見せているのが面白い。これまでちょっとなかったかんじのホームページ。 なんで面白いと感じるのか? おそらく、普段は神秘的なブラックボックスに入っている芸術が生まれる瞬間を近い目線で追うことができるからではないかと思います。 一発勝負の芸術である、日本の書が生まれる瞬間を、同じような接写の映像で捉えたら、かなり面白いのではないかと思ったりします。 #
by ogawa_audl
| 2012-01-21 21:48
2012年 01月 21日
年明けに仕事と視察で上海へ。 実は日本以外のアジアは初めて。興味津々。 思ったよりも管理が行き届いていて、ストリートはきれい。高層ビルばんばん。一方では郊外には水路がはりめぐらされた農村や、ニュータウン開発も見られる。個人的にはどこでもみられる高層ビル群よりは、古い地域が面白かった。新築も施工精度は低かった。でも、フィナンシャルディストリクトは、問題なさそうだった。森ビルは本当に良くできていた。いわゆるブランドショップとかアップルストアとか高級品も売っている店にも人がいることに驚く。収入は先進国に比べて相対的には少ないはずだけど。富裕層が確実にいるということのようで。 現地でお世話になったCCDIは創業17年で3500人の社員を有するまでになった中国国内最大の設計事務所。デザインというよりは、実施設計に重点を置いている。世界の有名デザイン事務所の実施設計を請け負っている。いずれデザインにも出てくるのではないかと思われる。社長さんの経験談が面白かった。日本語ぺらぺら。 帰国でトラブル。 最終日の夕方に乗る予定だった飛行機が遅れる。なんでも、北京からの飛行機が天候のため遅れたから。さて何がおこったか。 搭乗ゲートで数時間待たされる。バーで飲みながら待つ。航空会社から簡単な弁当が配布。空港内はネットがつながるのでチェック。天候が理由とされていたが、北京は晴れの模様。空港の様子とか細かな天気の情報を見ようとしたら、検索には出るものの、リンク先が全てエラーで表示されず。情報統制ってほんとにあるのね、と興味深さと不気味さを感じる。共産党によって影響が出たりするとの噂も。 欠航することがアナウンス。ゲート前のカウンター大混乱。半分以上の乗客は中国人に見えた。航空会社からの細かな説明は中国語。わかんないので、職員のひとりをつかまえて英語で会話。状況がわかる。 出国のキャンセルと再度の入国審査。スタンプをパスポートに押してもらう。 空港ロビーにて荷物受け取り。我々は手荷物だけだったので、職員に聞くと、別のところで似たような状況のひとたちと待たされる。 チャーターされた観光バスを待つ。乗るはずだった乗客とバスに揺られる。外は暗いし、どこに行くかもわからない。周囲は真っ暗で田舎のよう。着いたのは海沿いの保養地のホテル。いちおう三ツ星。でもカウンターのお姉さんには英語あんまり通じない。 ホテルのロビーにて、チェックインで再び大混乱。長い列ができる。一人一部屋確保できていないようで、知らない人同士で相部屋という話も。上司と一緒だったので、一部屋確保。中国に慣れてそうなビジネスマンは、100元を手渡して一部屋確保していた。なるほどそうするのか。 部屋のネットつながらず。再び弁当の配布。2時間おきに弁当配られてもねぇ。とりあえず食わせておけばOK的な。 部屋にてシャワー&就寝。翌朝の便が7時なので朝早く移動なので早めにベッドへ。ロビーに朝5時集合と言われた。 翌朝早朝4時前に、モーニングコールで強制的に起こされる。 バスに乗せられ空港へ。朝早いのでがらんとしている。 出国審査をして、搭乗ゲートへ。ここで、600元(7300円)を現金でくれた。全員ではなかったように見えた。日本人だけなのか、ツアーなど提携会社によるのかは不明。 ようやく成田に到着。相対的にだけど、空気が美味しいと感じた。一日遅れの帰国。さんざんだったけど、ポジティブに考えれば珍しい体験を出来たかなと。免疫力向上。 #
by ogawa_audl
| 2012-01-21 21:21
2011年 10月 30日
今年の春まで関っていた劇場のプロジェクトの建設がようやく始まったらしい。 Tobin Center Renovation On Schedule のニュース(ビデオあり) アイデアが形になり市民の方々に受け入れられているのはうれしいものです。オープンしたら見に行きたいです。 最近はというと、 自分で手を動かしてデザインすることからは少し遠ざかっている業務をしていますが、 これまでやれていなかった部分が鍛えられて充実しています。 アメリカにいたときよりも英語を書いたりしゃべったりする機会が増えているという不思議。 #
by ogawa_audl
| 2011-10-30 13:38
2011年 06月 22日
忙しいですね。 やってみて、そういうことか、とわかったことがいろいろ。 情報に触れるための時間がとにかく取れない。 逆に 仕事上の経験は密度が濃い。 そんな違いがあります。 帰国前に考えていたのは、 日本から海外へ勝負に出るときの戦略。 大きく2つの方向。 一つは、同じジャンルの中で競争し続ける方向。無国籍なデザイン。 もう一つは、日本からしか出ない他国に真似ができない伝統を踏まえたものを打ち出す方向。 どちらもやりたいし身につけたい。 今は前者に近い。 今後もやりたいことがあるのはたのしい。 #
by ogawa_audl
| 2011-06-22 21:10
2011年 04月 25日
シアトルで6年半暮らしてから帰国して、1ヶ月がたちました。 東京暮らしも1ヶ月です。 住むところも職場から徒歩10分の某若手建築家設計の新築アパートに決まり、楽しんでいます。 まだまだ足りない家具や、開けていないダンボールがあるのですが、それもこれから少しずつ。。 まだまだ旅行者のような、外国人のような感じが抜けきってませんが、 内側の人間になる前に、外側の人間として今感じることを大切にしたいなとも思います。 たとえば、東京は、屋外と屋内の区別が曖昧だと感じます。 アメリカでは、屋外と屋内がはっきりしていました。 ここから外、ここから中、ここから公園、ここから私有地、ここからお店、という具合に。 シアトルでははっきりしますが、シカゴやNYのような大都市でも同じ。 東京では、非常に狭い道が有機的に絡み合っていたり、 スケールの小さな建物が、異なるデザインで建て込んでいたりというところから、 屋外にいても、常に壁に囲まれている印象があります。 あるいは、色の違う家具に囲まれている感覚、といってもいいかもしれません。 それは物理的な関係に留まらず、人と人との関係性にも似たものを感じます。 面白いものです。 さて仕事のほうは、 帰国前から日本でやりたいと思っていたことが、結構できそうな雰囲気になってきたので 静かにわくわくしています。今はあまり目立ちすぎないようにしていますが。 うちのボスと考えていることややりたいことの共通点がたくさんあると感じたのもうれしい発見でした。 エリエル・サーリネン - エーロ・サーリネン - シーザー・ペリ - うちのボス (フィンランド) (フィンランド系アメリカ) (アルゼンチン) (日本) というデザイン遺伝子の流れもなかなか面白いです。エーロはイームズとの関係もあります。 サーリネンから曲線を使うデザインは受け継がれているなと感じます。 サーリネンは当時、プロジェクトによってデザインのスタイルが変わるので、 スタイルの確立したコルビュジエと比較されて批判されたらしいのですが、 サーリネンの意識としては、敷地周辺環境やプログラムなど様々な条件に最適な回答としての デザインを毎回するようにしていたとのこと。これは現在では当たり前なのですが。 次の1ヶ月で今の自分でできることをやってしまって、 その後どっぷりと建築設計実務をやっていくつもりです。 日本でこれから学ばなければならないことは本当にたくさんあります。 #
by ogawa_audl
| 2011-04-25 07:22
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